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一泊三日と3時間!悪縁をぶった斬って良縁を掴め!旅8

宝物殿はトキメキがいっぱい。

出発
姫路でモーニング!
岡山駅でおやつ、福山で靴を調達
ふくやま美術館でテンション爆上げ!
友人と合流、18きっぷを使い倒せ!
鈍行乗り継ぎ6時間移動、山越えは圏外との戦い。
デイリークエストは効率的に。
・宝物殿はトキメキがいっぱい。

お参りを済ませ、御守りをいただき、宝物殿に向かった。
予定では博物館に行くはずだったのだが、気になってしまったし、それほど広いわけでもなさそうだし、と友人に寄ってもいいか確認を取って中に入る。

入館券を買って中に入ると、目の前に大木。
その昔、出雲の大社を支えていた支柱の一部が出迎えてくれた。

社会の教科書にも載っている、かつての出雲大社の姿を思い出せるだろうか。
あの巨大な社を支えていた、大人3人で腕を伸ばして繋いでギリギリかな?くらいの太さの大木を、3本束ねて一本にした支柱の、その一部である。

これ!
このスケール感を見せたくて友人を博物館に誘ったんだけど、宝物殿にもあった!
同年代女性の平均身長の私の、目線か少し高いくらいの高さの木の塊はいっそ岩だが、確かに年輪が刻まれ虫食いのような跡も残っている。
近くには縮小再現模型もあり、縮小してあるのにデカイ。
そして、その模型の一番太い柱が先程のクソデカ3本まとめ支柱だ。

あのレベルの太さの柱がこの高さに?
想像が追いつかずに思考がバグる。
博物館の方は見上げるレベルの縮小再現模型があるから、機会があったら是非見に行ってほしい。

支柱と模型だけでなく、宝物殿には出雲大社の歴史をまとめたパネルや、発掘調査の際の出土品が並ぶ。
なんでそんなにはしゃげたのか不思議なくらいに面白い。
時折、時間ない!と我に返るレベルで夢中で鑑賞した。

古いものはもちろんだが、中世や近世に奉納されたものもある。
刀の鑑賞は特にワクワクだ。
刀特化の展示ではないが、屈めば裏も見えた。

そして何より、やはり支柱なのである。
宝物殿は2階にも展示室があるのだが、2階から先程はしゃいだ支柱を上から見ることができた。
この日1番の大興奮である。

博物館でもこんな展示してなかった!
ありがとう宝物殿!
流石だ宝物殿!
※私が博物館に行ったのは5年くらい前です。

角度が違うだけで超楽しめる安上がりなオタクたち。
後ろ髪引かれながら宝物殿を後にした。

出雲大社は、本殿の周りに分社がぐるっと点在している。
何の神が祀られているのかの説明立札に並ぶ神の名前の数々は、さながら神々の集合住宅。
実際、神在月にはこちらにいらっしゃるんだろうなと思うと、あながち当たらずも遠からずな感想な気がする。

一周して、そろそろ時間が微妙なところだ。
昼食を取ったら博物館はゆっくり見られなさそうだったので、今回は諦めることにした。
というか、宝物殿の満足度が高かったので、博物館はまた次回で。
倉敷に続き、また来る!と友人が言ってくれたので私も満足した。

参道の商店街を軽く一周して、割子蕎麦が食べられそうな店を探す。
お弁当代わりに蕎麦を食べたことから始まった割子蕎麦は、お椀が三段重なっていて、一段目を食べたらつゆを二段目にかけて……と食べ進める郷土料理的な蕎麦だ。
店によっては3種の味が楽しめる。

蕎麦は食べたいが、お汁粉も食べたい。
出雲はお汁粉も有名なのだ。
というか、前回はお汁粉だけ3店舗くらい食べ比べした。

両方置いていそうな、前回来店した覚えのある店で二段の蕎麦とお汁粉のセットを頼んだ。
甘いものはそれほど得意でない友人は三段の割子蕎麦だ。
主人公が島根出身のアニメのドラマCDが流れる店内でお蕎麦(美味)を啜り、お汁粉(美味)も堪能して、ホテルでもらった商品券で会計を済ませた。

友人はこの後、地元まで帰るので、電車の時間までお土産探しである。
参道沿いのお店でおつまみを買ったりしているうちに、道の駅に行きたかったことを思い出した。
時間的にも行けそう!と歩き出す。

朝写真を撮った大鳥居のさらに先、道の駅には足湯も併設されていた。
時間があれば休憩したかったが、今は時間がないので買い物優先。

よくある菓子類、郷土料理、地元の特産品、お酒、野菜や地元民に愛されているのだろうご当地パン等々。
選り取り見取りの中、各々見繕って道の駅を出る。

私はこの後1日半あるのでちょっと控えめだ。
推し美術館へのお土産に、ご当地物っぽい可愛らしいお菓子は買った。

駅まで戻り、待合室隣の郷土品コーナーを眺めてから改札を通った。
切符は朝買ってあるから乗るだけと思ったが、改札の駅員さんが乗り換える電車を写真付きの説明シートを使って教えてくれる。

友人は出雲市駅から特急やら新幹線やらを乗り継いで北関東まで帰るが、私は私鉄で松江しんじ湖温泉駅まで行くのだ。
出雲市駅まで送りたかったが、お互い子どもではないしなんとかなるやろ!と思っていた。

朝通った線路を、逆方向に揺られて行く。
行きでも乗り換えた川跡駅で、友人とはお別れだ。
駅員さんに教えてもらった通り、別の電車に乗る。
友人におかれましては、同行丸一日(うち半分くらい移動)、お疲れ様でした。

次回、再びのソロ。松江満喫!お楽しみに。

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