【21卒内定者03】日本から母国の発展に貢献したい
新年あけましておめでとうございます、というには完全に出遅れていますが（というかもはや2月後半）2021年最初の記事です。荒井商事の内定者に、学生時代の思い出や就職活動について伺うインタビュー第3回目。今回はインドネシア出身のE.Sさんです。バリバリの理系学部から文系職種を目指した彼の、就職活動について伺いました。
E.S
インドネシア出身。東海大学 工学部に在籍。体を動かすことが大好きなスポーツマン。現在は登山にハマっているとのこと。大学では化学分野を専攻し、卒業研究では新たな農薬について研究を進める。インドネシア語・日本語・英語を操るマルチリンガル。
挑戦の連続！日本での学生生活
- 日本に留学しようと思ったきっかけを教えてください
高校生の頃、日本語の授業を受けて面白いと思ったのがきっかけのひとつです。日本語の弁論大会に出場したこともあり、日本語を学ぶことがどんどん楽しくなっていきました。
- 日本に来た当初大変だったことはなんですか？
やはり言葉が一番不安でした。日本に来てから1年と少し語学学校に通いましたが、初めの頃はオーダーするのが怖くてお店にも一人で入れないほど。日本語はひらがな・カタカナ・漢字があって、最初が一番ハードルが高いんです。でもそれを乗り越えたら法則性もわかるようになって、楽しくなっていきました。
- 大学ではどんな研究をされていますか？
今は卒業研究として、農薬の中間体を作る研究をしています。本当なら中間体ではなく完成を目指したかったんですが、コロナの影響で前期は学校に入れなかったので、まったく研究ができませんでした。9月からようやく少し入校規制が緩和されて、今少しずつ研究を進めています。
農薬は、安全性やコストなど、クリアしなければならない課題がたくさんあります。現在はそれらをひとつひとつクリアできるよう、原料の構成を検討している段階です。（※インタビュー時は11月）
理系学部在籍で「営業職」を目指す
- 就職活動はいつ頃から始めましたか？
3年生の2月くらいです。今振り返ると少し遅かったかな、と思います。もう少し早く始めていれば、インターンシップにも参加できてもっとしっかり業界研究ができたんじゃないかと。就職活動で一番後悔しているポイントは3年生の内に動けなかったことですね。
- 他にも後悔していることはありますか？
面接の練習をもっとやっておけばよかったな、と思いました。何度かキャリアセンターを利用して模擬面接をしましたが、もっとやって慣れておけばよかったと反省しています。
- どんな軸で就職活動を進めていきましたか？
理系学部にいますが、研究職には全く興味がありませんでした。というのも、人と話すことが好きなので、デスクに向かって毎日実験と向き合う仕事はネガティブになってしまいそうだな……と。(笑)
生産管理など技術職を見ていたこともありますが、理系としての知識も活かせるようなメーカーの営業職が向いているのではと思い、メーカーを多く受けていました。
- 荒井商事、まったくメーカーではないですが、軸を変えたきっかけはなんでしょう
かつてのバイト先の先輩など、既に働いている人の話を聞いたのがきっかけです。「いろんな仕事があるので、当初考えてもいなかったような業界でもやってみたら面白いこともある。メーカー以外を受けても損はない」と言われ、視野を広げました。総合商社を見るようになったのは、事業の幅広さが面白そうだと思ったからです。
これからも続く「挑戦」
- 荒井商事に興味を持ったきっかけを教えてください
就活ナビサイトで見つけたんですが、オークションや食品など、いろんなことに挑戦しているところに興味を持ちました。正直、最初に見つけたときから「行きたい！」と思っていたので、今内定を得られてとてもうれしいです。
- 入社後、やってみたい仕事はありますか？
まだ配属先はわかりませんが、中古車オークション部門で農機や建機に関わる仕事をしたいと思っています。母国であるインドネシアは発展のさなかにありますが、地方に道を繋げないと国内の格差が大きくなってしまいます。そうならないようにインフラ整備は政府も力を入れている所であり、そこへ建機を送り出す一助を担えればと思います。また、インドネシアは土地が豊かで、若い人も農業に興味を持つ人が増えています。将来性が見込める分野だと思うので、農機にも関わってみたいです。
- では、最後に就活生のみなさんに一言アドバイスをお願いします
就職活動と言えば、恐らく思い浮かぶのは「面倒」や「大変」などかもしれません。でも、やってみたら意外と選考を通して自分をより深く理解できるし、卒業後の長い人生をイメージすることもできます。早い内に準備して、行きたいと思える会社とマッチングするよう、頑張ってください。
Sさん、ありがとうございました！