デザイナー以外にもある、メタバース業界で活躍する仕事
メタバースに期待しているデザイナーは、すでにデジタル資産をデザインしたり、ユーザー体験を構築したり、共感と感情を通じた問題解決に貢献しています。Web3やメタバースは、デザイン思考やシステム思考を応用して、人間中心の没入型体験を誰もが楽しめるようにするための新境地です。
でも、デザイナーでなくても、わくわくしているのは私だけではないはず。
リクルーターのリーダーとして、「メタバース開発・形成に携われるキャリアは、デザイナーやエンジニア以外でも可能なの?」と何度も質問されます。
私の答えは「YES」です。
メタバースの特徴である「没入型体験」を作り、企業の価値を引き出すためには、他の多くの職種も重要な役割を果たすでしょう。
ここでは、デザイナーやアーティストではないものの、メタバースを探求したい人たちのために、いくつかの仕事を紹介します。
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ブランドストラテジスト
メタバースは、全く新しいメディアを通じてお客様にアプローチする機会であり、画期的な方法を模索しながら顧客を魅了するチャンスです。ブランドストラテジストは、メタバースが自社のブランドにどのような価値をもたらすかを企業が模索・把握する上で、重要な役割を果たすことになるでしょう。
海外のブランドがWeb3/Metaverseを使ってどのようにレベルしているかを知るにはこちらのウェビナーレポートもチェック👇
デジタルマーケティングマネージャー
デジタルマーケティングマネージャーもまた、リアルとデジタルの世界の境界を曖昧にした、全く新しい世界を作り出すような没入型のインタラクティブキャンペーンをプランニングし、制作し、実行することが求められます。
このような没入体験を通じて、企業がストーリーを伝え、顧客に実際に製品やサービスに触れてもらい、最終的に購買につなげていきます。
マーケターがこの波に備えるには、Web3の技術や機能をより深く理解することが必要です。
NFTを理解したり、その技術を活用して顧客との関わりをさらに深める様な方法が、これからは全く新しいレベルのロイヤリティとインタラクションを生み出すことになるでしょう。最近ではスターバックスがNFTを使用して特典プログラムを拡散している例があります。また、メタバースではプライバシーとデータ保護が重要になるため、ストラテジストはブロックチェーン技術やそのアプリケーション、マーケティングやデジタル商取引への影響を理解することでスキルアップを図ることができます。
UXリサーチャー
メタバースは、デジタルカスタマーエクスペリエンスの全てであり、これまで想像もしなかったような複雑な体験を生み出します。
新しいハードウェア、アプリケーション、インタラクション、メンタルモデル、ベストプラクティスなど、ユーザーの声に耳を傾け、観察し、理解し、自社が問題解決に役立っているかどうかを見極め、スムーズでシームレスな体験を提供しているかを明らかにする必要があるのです。
つまり、ユーザーや顧客体験のリサーチこそがメタバースの中心にあるべきということです。
初期段階におけるイノベーション リサーチから、確立された製品、サービス、体験のユーザーテストまで、UXリサーチャーはメタバースにおける企業の成功に不可欠な存在となるでしょう。
まずはゲームからメタバースを学ぶ
初期のメタバース体験やアイデアは、ゲーム業界からインスピレーションを受けているので、ゲームのユーザーリサーチやゲーム体験を魅力的にする原則から学ぶことも、キャリアを積むための1つの方法です。
他のUXリサーチャーと同様、デザイナー、ディベロッパー、ビジネスストラテジスト、その他のステークホルダーをリサーチプロセスに巻き込み、企業全体でインサイトを活性化するクロスファンクショナルなアプローチが、より大きな効果を生み出します。リサーチャーは、Discordなどのプラットフォームでディスカッションに参加することで知識を高めることができます。
プロジェクトマネージャー / プロデューサー
企業にとってのメタバースが何を意味するのか、どのように価値とROIを推進するのか、まだ明らかではないため、プロジェクトマネージャー(PM)はメタバース体験を成功させるために不可欠な存在です。
例えば、メタバースで先行者利益を得るために、すぐに飛びつく企業もあり、それはスピードが重要であることも意味します。PMは、これらのビジネスにおいて、リソースを調整し、障壁を取り除き、タイムラインの管理をサポートし、競合他社よりも早く市場に参入できるよう動きます。
他の企業では、メタバースへの参入は、テスト、学び、そして時間をかけて適応していく、という実験的なアプローチをとっています。
アジャイル手法を採用している企業のPMは、短期間の反復的なスプリントをサポートすることで、うまくいかないことに多くの時間やリソースを費やすことなく、チームがうまくいく戦略や戦術に磨きをかけることができるようになるのです。
企業のメタバース戦略に関わらず、PMは技術や製品、デザインやマーケティング、法務や財務など、機能横断的なチーム間のコラボレーションとコミュニケーションを促進する役目を担うことになるでしょう。また、複雑なデジタルプロジェクト、特にイノベーション、新技術、「ぼやっとした」プロジェクトのフロントに立って指揮した経験が役立ちます。
PMは、Web3のコンセプトの技術的な詳細を理解し、プライバシー、データセキュリティ、コンプライアンスに関する微妙な問題を理解することで、準備とスキルアップを行うことができます。
みんなで創り上げていくメタバース業界
私は、誰にでもメタバースを創造し、探求する場があると信じています。そして、メタバースを構築する人々の多様性と表現を確かなものにし、歓迎、包容する必要があります。メタバースは私たちにとって、みんなが集まって、自分らしさを発揮し、経験を共有できる場を作るチャンスなのです。私たちはここで楽しみ、学び、協力することができます。
アーリーアダプターであるZ世代は、この新しいフロンティアを開拓する最前線にいますが、私たち全員に居場所があります。
デザイナーやエンジニアでなくても、最前線に立つことができるのです。あなたも思い切って学習の旅を始め、メタバースの新たな未来に向けてキャリアを準備を始めましょう🚀
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