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クリエイター/マーケター側、企業側から見るメタバースの仕事

クリエイター・マーケターの新しい活躍の場として大注目のメタバース。今回はエイクエントの本社アメリカから、メタバース事業への転職・採用をサポートするSusie、Kate、Katlinが最近のメタバース業界事情についてお話しします!

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Susie:今日は私がファシリテーターとして、主にクリエイター・マーケターにメタバース関連の仕事紹介を担当しているKateと、クライアントのメタバース事業への展開・採用をサポートしているKatlinに話を聞いていきます!

まず、メタバースワールドを一言で表すと?

Kate:immersive(没入感).

Katlin:Beta(ベータ). まだ始まったばかりのステージで、エンドレスな可能性を秘めたバーチャルな世界ではあるけど、今はみんなそれぞれがメタバースとは何なのかを理解しようとしている段階だから。

Susie:確かに、メタバースとは何か? という問いは多くのディベートがあってたくさんの記事がでているけど、今回は私たちが一緒に働いているクライアントやタレント(エイクエントに登録するクリエイター/マーケターたち)をみてきたエイクエントの視点から、メタバースワールドの現状や、これからどうやってメタバース上で活躍するためのスキルを備えていったら良いかをお話ししていきます!

このメタバース革命の一員となって進んでいくには、どんなスキルが大切だと思う?

Kate:immersiveって言ったように、この没入感をどのように顧客に体験してもらえるかが大切になってくる。そのための3Dスキル。
3Dデザインスキル、どうやって顧客をターゲティングしていくのかというマーケティングへの理解はとても大事になってくる。UnityとUnrealを使わないとこの没入感は表現できないと言われています。ちなみにUnityとUnrealはゲームエンジンで、簡単にいうとバーチャルで物を動かすためのソフトウェア。

Susie:では、メタバースに活躍の場を広げている私たちのタレントのバックグラウンドってどんな人たち?

Kate:やはりゲーム業界出身の人が一番メタバース業界に移行しています。ゲームのプラットフォームを作ってきた人たちにとっては、メタバースは自然なトランジションです。

あとはマーケティングやHR分野でも、どうやってメタバース上でブランドを作っていけるか興味のある人が多い印象です。

Susie:それ以外で何か面白いバックグラウンドからの転身に可能性を感じていますか?

Kate:Architecture(建築)ですね。一見バーチャルの世界とは関係ないように感じるけど、メタバース上でも建物を立て、環境を作り、その建物内でも家具があったりものづくりが行われているわけで、彼らにとっても面白いスペースになっています。

Susie:キーワードはExperience(経験)ですね。デジタル世界でその「経験」を作り出せる人なら誰にでも可能性がありますよね

それでは、クライアント再度から見たメタバースとは、どうなんでしょうか?

Katlin:ここ1年かそこらで見てきた一番大きい変化は、Augmented Reality(AR)とVirtual Reality(VR)はもうゲーム業界だけの話ではない、ということです。いろんな業界の企業がメタバースへの可能性を模索中で、キャラクターデザイナーやレベルデザイナーの活躍できる企業はゲームだけではもはやありません。

企業に属する3Dデザイナーがアバターを作り、企業のサービスや商品をメタバース上で展開していく時代です。リテールやヘルスケア、自動車業界などで特に盛んですね。ゲームから広がり、これからもっと広がっていく可能性を感じて、それを見ているのはすごく面白いです。

Susie:リモートやハイブリッドの働き方にシフトして、新しいつながり方が必要になってきたこの転換期だからこそ、より広まっているというのもあるでしょうね。

クライアント側でメタバースに進出している良い例はある?

Katlin:Starbucksは、最近Starbucks Odysseyというリワードプログラムを発表しました。既存のポイントサービス「スターバックス リワード」をメタバース上に展開し、彼らの既存顧客がメタバースやNFT、web3の世界を知るきっかけになるでしょう。

Susie:その通り!まだ始まったばかりのプログラムなので、使ってみて自分で試してみたいと思います。

ここからはオーディエンスからの質問を読みますね。
「ゲーム業界以外、たとえばメディカルやファイナンスなどでのメタバーストレンドは?」

Katlin:スタバのほか、さっきも出てたけど、リテールはかなりたくさんあります。Adidas, Balenciagaは良い例。

Kate:別の例でヘルスケアでは、たとえばJohns Hopkinsはバーチャルで手術をおこないました。ロボットによる手術はありましたが、ここで面白いのは、医師がその場(病院)にいなくてもバーチャルでできる、ということですね。

Susie:デジタルツインのコンセプトですよね。リアルの世界や行動、プロセスをデジタルプラットフォームで再現することで、よりスピーディにできたり、場所にとらわれず世界中から技術を取り入れることも可能になります。

では次の質問です。
「クリエイティブ・マーケティング人材をメタバース要員として採用するときの職種はどんなものがありますか?」

Kate:まだ全てがベータ(トライアル)であり、みんな何ができるのかを探っている状態です。メタバースは今までよりさらにユーザー中心のスペースになるので、UXリサーチャーやマーケティング分野ではストラテジストなども注目度が高いです。

Susie:あとはさっきも話た3Dアーティストや、最近は職種名の前に「メタバース」をつける人が出ていますよね。たとえばメタバースデザイナー、メタバースプロジェクトマネージャー、メタバースマーケターなど。

そう。でも職種よりもスキルセットが大事。「メタバース」とつければ何にでもなれるけど、とにかくこの没入感を作り上げる3Dなどのスキルがある人材が必要とされています。

Katlin:キャラクター、アバター、レベルなどバーチャルの世界を作り出せるクリエイターのニーズが高い。

Susie:そうですね。では次の質問。
「グラフィックデザイナー、イラストレーター、UX/UIデザイナーがメタバース業界で活躍できる? 学ぶべきスキルは?」

Kate:答えはYesです! Mayaなどの3Dデザインスキルを学ぶことを薦めます。

Susie:あとは、大企業になるほど仕事内容が専門的になってきますよね。

例えば、大企業のUXデザイナーであれば、UXだけに専念して3Dアーティストとチームで動けるかもしれませんよね。
一方、中小企業や、大企業でもイノベーションチームなどの小さなチームだとしたら、幅広いことを求められるし、やれるチャンスもあるでしょう。

Susie:最後の質問!
「あと何年、何ヶ月したらメタバース全盛期になると思いますか?」

Katlin:何ヶ月というよりは何年かかかると見ていますね。企業がメタバースに適応していくのにはある程度時間がかかるし、エイクエントみたいにOculusをかけてメタバース上でミーティングしよう、なんて企業は実際にはまだあんまり見たことないですよね。

Kate:私もそう思う。5~10年? 私たちはメタバースで何ができるのかまだわからないし、可能性は広がり続けるはず。一昔前に携帯電話の可能性がここまで広がると思っていなかったのと同じように。

Susie:メタバースの定義も人によるし、トレーニング、転職サポート、採用含めてエイクエントでも模索しているところです。

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