マガジン

記事一覧

代とは

時代が変わるとき と 頻繁に 耳から きこえる けれど いつの日でも 自分次第で 時代は変わるのだと 思うような #小説 #コロナ

上原舞
4年前

他人の不幸は蜜の味

自分と 全て 同じ人には逢ったことは無く 自分と 似たような相手に対しては 競争心が湧き 自分には なにかしらで 敵わない相手に対しては 劣等感が湧き 自分の鎧より 相手…

上原舞
4年前
2

吸血鬼

子供に 煙草のエロティカが 解るはずもない 再び 駅のホームの吸い殻入れの前で カブトムシを観ながら 煙草を吸う日が来る 夢のような 謎めいた サーカス劇場の前の吸…

上原舞
5年前

成生

大人に生るって 我慢して 生きていくことなのか 顔や行動には出さないで 我慢することができる人が 大人なのか 大人とは自由に生きれることだと思っていた 自由には責任…

上原舞
5年前
2

一時間

ある日の午前中 彼さんは 一時間だけ 海辺で 昼寝をすると 出かけた 散歩中の犬が 彼さんに懐いて離れず 犬の飼い主の おばあちゃんとおじいちゃんと 一時間 話し込んだの…

上原舞
5年前
1

負け犬の遠吠え

母が 唐突に 姉は遠くに行く と 言い放ちた 妹は 遠くって と 何度も繰り返し 心の中では 小馬鹿にして笑ったのだろう 妹が 私は ココを出て あちらこちらに行ったけれど…

上原舞
5年前
1

変化年

日付が変わるだけで 必然的に 曜日も変わる それだけのことでも 怖がる嫁さんは 然り 日またぎ 月またぎ 年またぎを怖がる 2019年は 年号が変わるからだけではなさそうだ…

上原舞
5年前
1

朝の機嫌

時間に 余裕が無いと 機嫌が良くない あの娘だけとは限らず なにごとも 余裕が無いと 心穏やかではない あの子は 機嫌が良くないことが多い #小説 #時間 #余裕

上原舞
5年前

代とは

時代が変わるとき

頻繁に
耳から
きこえる
けれど
いつの日でも
自分次第で
時代は変わるのだと
思うような
#小説 #コロナ

他人の不幸は蜜の味

自分と
全て
同じ人には逢ったことは無く
自分と
似たような相手に対しては
競争心が湧き
自分には
なにかしらで
敵わない相手に対しては
劣等感が湧き
自分の鎧より
相手の鎧が未熟だと
正義感が湧く
生きものらしい

相手は
自分だけで良い
#小説 #コロナ

吸血鬼

子供に
煙草のエロティカが
解るはずもない

再び

駅のホームの吸い殻入れの前で
カブトムシを観ながら
煙草を吸う日が来る

夢のような

謎めいた
サーカス劇場の前の吸い殻入れの前で
近所の
キャバレーから抜け出してきた
ガリガリに痩せた
汚らしい女と
無言で
吸い会う日があったな

知らない人は
女が
煙草を吸う姿が
好きらしく
煙草をくれては
吸わせてくれた

吸われるのではなく
吸うのだ

もっとみる

成生

大人に生るって
我慢して
生きていくことなのか

顔や行動には出さないで
我慢することができる人が
大人なのか

大人とは自由に生きれることだと思っていた
自由には責任が伴うけれど

20歳に成ったら
大人だなんて

もう
何年生きているのか
まだ
何年生きているのか
あと
何年生きているのか

子供の目に写る憧れる大人は
自分が疲れてても
大変でも
何かに悩んで
ちょっぴり心に余裕がなくても

もっとみる

一時間

ある日の午前中
彼さんは
一時間だけ
海辺で
昼寝をすると
出かけた

散歩中の犬が
彼さんに懐いて離れず
犬の飼い主の
おばあちゃんとおじいちゃんと
一時間
話し込んだのだと

おじいちゃんが名刺をくれた
だの
海の写真を魅せてくれる
彼さんの話しを
聞いてる御湿の嫁さんは
二週間前から
鼻だけを
痒がっている
#小説 #海辺で昼寝

負け犬の遠吠え

母が
唐突に
姉は遠くに行く

言い放ちた

妹は
遠くって

何度も繰り返し
心の中では
小馬鹿にして笑ったのだろう

妹が
私は
ココを出て
あちらこちらに行ったけれど
姉は
ココから40年も出たことがないのに
いまさら

結婚するの

鼻でも笑いながら言い放ちた

姉は
黙って聞いていた

姉だって
ココから出たくなかった訳ではない
むしろ
干支が一回りする年数
誰よりも
ココから出

もっとみる

変化年

日付が変わるだけで
必然的に
曜日も変わる

それだけのことでも
怖がる嫁さんは
然り
日またぎ
月またぎ
年またぎを怖がる

2019年は
年号が変わるからだけではなさそうだ

環境が変われば
人をも変わる

嫁さんは
2019年に成ってから
何を
そんなに怒りに溢れているのだろうか

変化は
未知が故に
恐ろしいのだ

けれど
恐ろしいものは
美しいのも
たしかだ

美しいものが
恐ろしく

もっとみる

朝の機嫌

時間に
余裕が無いと
機嫌が良くない
あの娘だけとは限らず

なにごとも
余裕が無いと
心穏やかではない

あの子は
機嫌が良くないことが多い
#小説 #時間 #余裕