チームの「対話」を促す、オンラインワークのアイデア
こんにちは、アクアリングの樽見です!
制作ディレクションや広報を担当しています。
2020年12月、アクアリングはCI・VI刷新をリリースしました!
新たに定義されたCIにおいて、大切にする価値観(Value)のひとつに「チームの力を信じる」という言葉があります。
難易度の高いミッションでも、このチームなら実現できる。一人では得られなかった視点・気付き・アイデアを、このチームなら得られる。
そんな信頼関係・相乗効果のあるチームに成長していくために、インナー広報がフォーカスしている組織内コミュニケーション強化の施策のひとつ「MMMワーク」についてご紹介します。
(ちなみに、アクアリングではクライアント・パートナー問わず「チーム」という認識を持っていますが、今回はお話するのは組織内で行なっている取り組みです。)
「対話」がチームのスタート地点
組織のコミュニケーション課題はさまざまあると思いますが、アクアリングで特に強化していくべきと感じているのは「対話」をする文化です。
プレイヤーとして自分の領域のモノづくりに情熱を注ぐかたわら、組織にいる以上、最終アウトプットはチームの力で生み出しているということを理解する必要があります。
「対話」によってお互いの考えや状況を理解しすり合わせ、さらには気付きやアイデアを与え合うことで、チームのパフォーマンスや創造性が高まり、同時に最終アウトプットのクオリティも高まっていきます。
全社的に「対話」の機会を増やしていけないかと考える中で、月曜の朝に全スタッフが集まる「Monday Morning Meeting(通称MMM)」に目をつけました。
MMMは2018年から継続されてきましたが、従来のMMMは基本的に会社からのお知らせや個人の発表で構成されており、"誰かが発表することをみんなが聞く"という単方向のコミュニケーションが主でした。
また、会を重ねるにつれて、マンネリ化や運営メンバーの負荷といった課題もあがっていました。
そこで、80人を超える全社スタッフが定期的に集まるせっかくの機会だからこそ、インナー広報も参画して、全員が発言できるかつ双方向の対話が生まれるようなワークショップを企画してみよう、ということになりました。
朝の30分で、プチワークショップにトライ
ワークショップを企画するにあたり、MMMには以下のようなハードルがありました。
・1回の時間が30分しかない
・全社的なワークのため、対象人数が60人以上いる
・運営側のリソースに限りがある
・新型コロナウイルスの影響を考え一同に会することは避けたい
・月曜の朝に重めのワークはしんどい笑
そこで、まずはこれらのハードルを解消するいくつかの前提を決めました。
・時間のハードル
連続型のワーク設計にし、1回のボリュームを少なくする。
・人数のハードル
会社のユニット単位でグループ分けし、混乱や時間ロスを防ぐ。
・リソースのハードル
なるべくファシリテーション不要で、自発的に進めやすい問いに。
・コロナのハードル
オンラインホワイトボード「miro」を活用する。
・月曜のハードル
テーマが重たすぎないライトでシンプルな問いにする。
※ユニットについてはこちらの記事を参照ください!
これらの前提条件を叶えつつ、「ユニットのコミュニケーション目標を計画するプロセスを踏みながら、チームや周囲のメンバーについて考察する」をテーマに下記のようなワークを実施しました。
1.マトリクスを使って色々なチームのあり方・特性を考えてみる
2.ユニット内でシナジーを生むために、直近3ヶ月でできそうな目標をひとつ立ててみる
3.「個性」と「強み」をもとに、目標実現における各メンバーのユニークな役割を考えてみる
これらのワークを、発表まで含めて計5回に分割して実施しました。
アンケートから見えたこと
初回のワーク時は反応を得るためにアンケートを取りました。
フィードバックを得てみて、「対話をする時間がなかなか持てていなかったので、こういう機会があること自体が嬉しい」という意見が多い印象でした。また、コラボレーションツールを使いながらのワークは面白い、プロジェクトの中で使ってみたいという声もあり、ワーク自体の意義はありそうだという感触でした。
とはいえ、下記のような改善点もまだまだ多く・・・
・ユニットではなく、絡んだことのないランダムなメンバーでできないか?
・テーマ性が強く、ファシリテーションがないと難しいワークも。もう少し対話に特化して、手軽でゲーム性の高いワークにシフトした方がよいか?
・オンラインでうまくオペレーションするためにもっと工夫できないか?
引き続き工夫を凝らしていく必要があると感じています。
強いチームをつくるために「対話」をする文化をつくっていきたいというのもありますが、現在はコロナ禍でそもそもコミュニケーションが取りにくい期間が続いています。
このような機会を意図的につくることで、よりチームが一体となり、新しい気づきやアイデアが生まれる可能性を広げていきたいと思います!
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