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脱・会社の普通から1年

2018年初夏 34歳だった僕は7年勤めた会社を去った。

懐かしい!気がつけば2019年も初夏。転職から1年経ったんだと思うと…早かった。そして、転職をして良かったと思う。せっかくなので、良かった点を記そうと思います。

普通は普通じゃないという気づき

転職に悩んでいた頃、会社のNO.2に言われ続けた言葉がある。「この会社で昇り詰めていないのに、他の会社で通用すると思う?」的なセリフ。自分の中で「この会社クソやな!」という想いがあるからこそ、転職を考えていた訳ですが…「クソだと思っている会社で昇り詰める程の実力がない」という事実を突きつけられて悩みました。

「クソだと思ってる会社で通用しない=どこに行っても通用しない」

この価値観には本当に苦しめられました。というか、僕もなんの根拠もなく部下に言ってしまっていた言葉です。

で、実際に転職をしてみてどうだったのか。ぜんぜん大丈夫でした!もちろん、会社が変わることで「自分はなんて無知なんだ…」と、思う場面も多々あります。30代半ばで20代の先輩たちに教えを請う。人によっては屈辱的かもしれませんが、僕は普通に受け入れられました。自分が底辺だという強い確信があったからです(笑)

しかし、意外とそうでもないのです。前職の普通が、新しい会社の人は知らないことだったりする。当たり前と言えば当たり前ですが、これには助けられました。自分の中で普通だったことが、有難いと言われる。

会社(場所)が変われば評価軸も違うのです。これは大切な視点。

「クソだと思ってる会社で通用しない=どこに行っても通用しない」

この公式は嘘…というか、引き止める為の常套句だったのかもしれないと気付けました。

敵は同僚ではないという気づき

前職の終盤…1年半くらいでしょうか?(もしかしたら、もうちょい長かったかも。)かつては同僚として、いろんな事を相談したり、飲みに行っていたメンバーとの間に溝ができました。元々は僕の部下という立ち位置(部下よりは同僚というイメージ)でしたが、部署が変わった事で多少の衝突が生まれてしまいました。

なんというか…割とブラックな環境だったので(笑)互いに自分の部署の事を1番に考える状況だったのだと思います。仲の良かった同僚とも衝突してしまう状況なので、そうでもない人は…ご想像にお任せします。

そんな職場環境なので、ピリピリすることもしばしば。そして甘くささやくNO.2の言葉。

「◯◯は本当にレベルが低いよね」

「君の考えを理解できない周りが悪い」「君の考えは正しい」事あるごとに語りかけられました。

「あ、この人は僕の理解者だ」と思う。

これが落とし穴なんです。

「この会社で昇り詰めていないのに、他の会社で通用すると思う?」

このセリフを受け入れてしまう理由になってしまったから。そして、自分に理解を示しつつ好転しない状況。後々気づきましたが、NO.2はみんなに僕と同じように接していたのです(笑)

自分はクズではないという気づき

前述した「普通は普通じゃないという気づき」に近いかもしれません。ある日、前職の終盤で敵だと思ってしまった同僚から連絡がありました。

「◯◯のデザインとかできる?」

自分にとって、未経験の分野に関する相談に、素直に「やったことがない」と答えました。

「◯◯さんなら、なんとかなるやろ(笑)やってみて〜」

そんなノリでデザインを頼まれる。そして、ググりながらやってみたら…何の問題もなく受け入れられる。

「クソだと思ってる会社で通用しない=どこに行っても通用しない」

この考えが根底にあるからこそ、外で普通に受け入れられたことが嬉しい。現職でも、それ以外の場所でも自分を受け入れてくれる場所がある。改めて…会社(場所)が変われば評価軸も違う。それが分かっただけでも、転職して良かったなと。

本当に割とブラックな環境だったので(笑)転職して、心にゆとりも持てた気がします。だからこそ、転職に悩んでいる人には、今いる会社の普通が普通ではないこと。この1点に気づいて、動いてほしいとこの1年で思いました。

他にもいろいろありますが…味方っぽい人に流されないというのが大切だと思います。あなたの考えに理解を示している風の人、単なる引き止めなのかもしれませんよ。

それから、自部署のメンバーとの関係性。会社はクソだと思うけど、自部署の人間関係は良いし、悪い環境ではないんだよなという考え。これにも苦しめられたこと、そして本当に良い関係であれば辞めても何かしら繋がることをお伝えできれば幸いです。

【今日の点取り】

いやいやいやいや!中高生でそうなって、モテたかったわ!クソ!

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