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印度林檎之介@小説
2017年5月3日 20:13
「むじな」の続編です。https://note.mu/applesamurai/n/ne72b0857b0c2?magazine_key=m89b954759225もう太陽が西に傾き山の峰に隠れようかという夕暮れ時である。旅装姿の武士が山道を急いでいる。武士=朝比奈正次は駿府より火急の用件で武蔵の国に向かう途中であった。夜道を徹して急ぎたいところだが、そこはなれない山道『もう少し登
2017年5月19日 04:36
巨大隕石の激突で、人類は全滅し、僕と、美少女の吸血鬼だけが、生き残った。僕は、美しく、可憐な彼女に魅せられている。しかし、彼女に近づくと、僕は吸血鬼にされてしまう。それは、こわいことだし、何より人類が滅亡してしまう。それは、いやだ。彼女は、僕の血を吸いたくてしかたがない。だが、僕の血を吸ってしまったら、人間はもういなくなってしまうのだ。彼女は、人間ではない僕には興味
2017年5月5日 10:53
夕暮れのさびしい山道、一人の武士がふらふらと歩いている。そこへ覆面をした侍があらわれた。「死んでもらおう」「辻斬りか。相当、腕に自身があるな? 生きる目的があってうらやましい事だ。拙者にはそれがない……」武士は刀を構えた。「しかし、今、お主を倒すという目的ができた。感謝する」言葉が終わらぬうちに、覆面の侍は襲い掛かってきた。激突する二人、そして覆面の侍がゆっくりと倒れる。刀をしまい
2017年5月24日 04:44
元々の失敗はリストラで職を失い、たまたま恩師がコネを持っていた宇宙商社に就職した事が始まりだった。 入社早々、早速、部長に呼び出され地球から2千光年ほど離れたところにある惑星『アーケロン』の駐在を命じられた。「アーケロン? 聞いた事もありませんが……」「自然が多くていいとこだぞ」部長がニヤニヤ笑いながら言う。なんでも住んでいる住人は地球のカメに似た生物から進化した『アーケロン人』だ