夏休みの宿題 第3話
学校から夏季休暇中の課題の是非を問うアンケートが、
各家庭に届いた、読んだ母親は娘を呼ぶことにしたのだ
以下は各家庭の会話である
少女は開口一番、誤解の無い答え方をした
少女:嫌!
母:…まだ何も言ってない
少女:お母さん、お願い、無しにして
母:私が言いたいのはね、
少女:うん?
母:本当に「無し」と書いていいのかな、ということ
少女:…
母:どう思う?
少女:わからない…
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少年:賛成、部活の分、宿題は少なくしてほしかった
母:勉強はするのね?
少年:する、けども大幅に少なくしてほしい
母:なんて書こうかしらね…
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母:夏期講習も行く?
少女:行きます、だから今回は無しにしてっ
母:ちゃんと勉強するのね?
少女:するから~
母:そうねえ…
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少女:きゃ~っ、やったっ、宿題無しかもしれないの?
母親:まだそう決まった訳じゃ
少女:でも、そうなるかもしれないんでしょ?
母親:まだ分からないでしょ
はっきりしているのは、宿題が如何に減るかであり、
現状維持はほとんどいないと言うことであった
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