人間ヶ崎アポラ

関東で平々凡々な文系院生をしているただの生活者です。ことば、旅行、写真、その他いろいろ。 生活のなんでもない動作に「ことば」を与えて形にしてみたくなって、それでnoteを始めました。 話すと長くなります。

人間ヶ崎アポラ

関東で平々凡々な文系院生をしているただの生活者です。ことば、旅行、写真、その他いろいろ。 生活のなんでもない動作に「ことば」を与えて形にしてみたくなって、それでnoteを始めました。 話すと長くなります。

最近の記事

入籍し(て)ました──ジェットコースターのような2022年でした

突然ですが、今年2022年の6月7日に入籍いたし(て)ました。
もっと早くご報告したかったのですが、わけあって(後述します)皆さまからのいろんな言葉を受け取るための心の準備が整わず、2022年も終わりかけの今日までご報告できずにおりました。いろんな事があったもので何からお話すればよいかわかりませんが、ひとまずは、馴れ初めから。  二人が出会ったのは昨年(執筆時点)のこと。元はTwitterのフォロワー同士で、お互いやり取りはしないけど存在は認識しているくらいの間柄でした。修

    • 近況

      久方ぶりの更新です。 2021年、自分にとってはとにかく激動の一年間でした。 ついに実家を出て隣街へ引っ越したり、カメラが新しくなったり、はじめて救急車にのったり、持病が増えたり、新しい分野に興味を持ったり……。 思えば、住んでる場所から、人間関係まで、ほとんど何から何まで、がらーっと大きく変わった一年間でした。 得たもの、失ったもの、さまざまでしたが、いろんなものがわちゃわちゃして、それが落ち着いてみると、思わぬ仕合わせな巡り合わせで、いろんな鎖がとれて自由になって、何に

      • 浅春 雨降り ちょっとそこまでカメラ散歩

        2021/03/13、昼前。暖かくてちょっと外に出る気になったので、お昼までのすこしの時間、カメラを持って散歩へ。 天気は雨。以前は雨降りってすごくイヤだったんですが、写真を始めてから、なんだか雨の日がそんなにイヤじゃなくなったような気がします。見慣れた景色でも、ちょっとアンニュイな雰囲気のなかに水溜りの反射があったりして、晴れとは違った楽しさがあるんですよね。 雨降りの路線バスってなんだかすごく雰囲気があって好きなんですよ。それで今日は、いつものバス停ではなく、折り返し

        • アルコール依存の祖父のトラウマと、祖父が遺したフィルムカメラの話。

           むかーしむかし、埼玉のあるまちに、まだ小さい頃の私がいました。小さい頃の私は天文が好きで、図書館で天文の本を借りてきては、この恒星は赤色超巨星で表面の温度がどうとか、この星座とこの星座にはこういう神話があってとか、そういう知識を蓄えていました。そして覚えたことを幼稚園の先生にわーっと話して、うんうんと聞いてもらうのが毎日の楽しみでした。図鑑には私の興味を引く文章や数字、写真や絵がたくさんありました。その中でとくに好きだったのが、北極星を中心にコンパスでたくさん曲線を描いたよ

          眼鏡が絶望的に似合わない自分が、初めて「これしかない」と思える眼鏡に出会った話──「続・ねころりん」

           先日、眼鏡を新調した。「続・ねころりん」という眼鏡を選んだのだけど、その眼鏡を選ぶ過程でいろいろ思うことがあったので、文章を残してみようと思う。(それに、ほら、きょう2/22は「猫の日」だし。)  眼鏡を買い換えるにはいろいろ丁度いいタイミングだった。今までかけていた眼鏡を作ったのは、たしか4年くらい前のことだったかな。当時は自分が人間関係でいろいろ悩んでいた時期で、なるべく威圧感があるようにカタいかんじのメタルフレームにした上に、ブルーライトカットが目元を紫色にするもん

          眼鏡が絶望的に似合わない自分が、初めて「これしかない」と思える眼鏡に出会った話──「続・ねころりん」

          換算40mmと和解する──撮ってて「しんどい」と思うなんて LUMIX G 20mm F1.7

           しばらくぶりの更新です。ようやっと今年度のやることを概ね終えたので、目詰まりしている下書きたちを順次公開していけると思います。お疲れさま、自分。 XF27mmF2.8の発表で、換算40mmとの出会いを思い出す  先日、富士フイルム X Summit GLOBAL 2021をなんとなく観ていたら、その中でXF27mmF2.8の換算40mmの画角が褒められていました。換算40mmが好きな身としてなんだか勝手に嬉しくなったとともに、自分が換算40mmと出会った時のことが懐かしく

          換算40mmと和解する──撮ってて「しんどい」と思うなんて LUMIX G 20mm F1.7

          どうしても上手くいかなかった出来の悪い大学院生が、やっと修士論文の提出まで漕ぎ着けた

          先日、修士論文の提出を終えた。卒業を一度諦めかけた身としては、よくここまで来られたと思う。提出期限まで時間が限られる中、周囲の人の助けもあり、なんとか駆け抜けることができた。 私は大学院生としては、どちらかというと出来が悪いほうだと思う。発表を前にしては、何をすればいいかわからなくて、結局形だけ整えて「それっぽく」して大事な部分は先送りにするしかなかった。知識面でも、下手の横好きの典型で、いろんなものに興味をもってたくさん勉強するけれど、どれもせいぜい学部生の選択必修科目レ

          どうしても上手くいかなかった出来の悪い大学院生が、やっと修士論文の提出まで漕ぎ着けた

          Nikon1の思い出、カメラと私。

          5年前のちょうど今くらい、急な用事でカメラが必要になった。 どうせカメラを趣味にすることは無いからと、間に合わせとしてとにかく安いものを探して、ちょうどAmazonで安くなっていたNikon1(S2)の標準ズームレンズキットを注文した。 カメラの事は何も知らなかった。それでも、カメラを向けてシャッターボタンを押せば携帯よりもきれいに撮れるのが思ったより楽しくて、カメラを趣味にすることは無いって思ってたのに、気づけばどこにでも連れて行くようになったっけ。 当時、宮崎あおい

          Nikon1の思い出、カメラと私。