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いっそのこと嫌ってくれと思った

昨日、家に帰るころには体内のエネルギーのほとんどが吸い取られている感覚だった。

渋谷と横浜駅周辺をうろうろしまくって1万歩以上歩いたのだから無理もない。

でも、どちらかというと精神的な疲れの方が大きかった。

なぜなら、《元彼に会っていたから》だ。

「久しぶりに会いたい、話したいことがたくさんあるんだ!」

そう言われて、私は「はぁ、、、(別に私は話したいことなんてこれっぽっちもないんだけどなあ)」と思いつつ、これ以上しつこく誘われるのも面倒だったので、会う約束をしてしまった。

別れてから半年以上経つけれど、彼は私のことがまだ好きらしく、11月頃には未練がましい長文LINEを送ってきて「いつか振り向かせてやる!」と意気込んでいた。そんなの重すぎるし、温度差ありすぎるし、なによりいまだに私を恋愛対象として好きと思っている元彼と会うのは億劫だった。

12時過ぎに渋谷駅で落ち合い、ちょっとレトロな感じのカフェでランチ。

最近何してるの~?っていうたわいもない話をしていたときは良かったのだけど、彼の

「俺に興味ないでしょ?」

という言葉から会話の内容は一気に私たちの関係についてになった。


俺は今でもあなたのことが好きだし、将来的に一緒になれたらいいなって今でも思ってる。今すぐ関係性を戻したいって言っているわけじゃない。でも、変わっていく俺を見てほしいし、それでいつか「好きだな」って思ってもらいたい。

みたいなことを言われて「は??」となってしまった。

将来的に一緒???むりむりむりむり

私は頑固だから一度決めたことは変えられない性格だし、ましてこの人をまた好きになるなんてこと絶対ありえない、、、

たとえ彼に「魅力」が見つかったとしても、甘えてくるときにかなり幼稚になるのがむりだし、なんか、それ以外にもいろいろ無理なのでもう付き合えない。

なのにそんなこと言われて、、

重すぎて本当に無理だった、拒絶反応が出まくってた。


だから「もう2人では会いたくない」

ときっぱり言ってやった。

君のわたしに対する恋愛的な意味での好意が完全になくなったとわからない限り、つまりお互い結婚したりしない限り、もう2人では会いたくない、と。

向こうはしゅん、としてたけど、これでいいと思った。

そうでなければ期待させてしまうし。
向こうに友達としての好意以外の気持ちが溢れ出ているのを見るのも、わたしが耐えられないし。

これでよかったと思ってる。
もう誘われることもしばらくないだろう。


重たすぎるので、忘れた頃に嫌ってくれてたらいいな。
ステキな彼女と出会ってくれよ、そのまま結婚しちゃえよ。

わたしもわたしで幸せになるから、さ。

疲れすぎて直帰するのもしんどかったから、プロントに寄ってしまった。
ケーキセットという魅力的な文字に吸い寄せられ、チーズケーキとココアを注文。

甘いものはいつでもわたしの味方だ。

疲れたなって時に甘いものを買ってきてくれる彼氏とかいたら最高ですよね、わたしのことわかってるなって思う。

そんな彼氏がいつかできますように。笑



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