指導者は言葉に堪能であるべき
こんにちは!
ストレングス&コンディショニングコーチでありムーブメントコーチの山越です!
指導していると
「選手Aにはこの言い方で伝わったけど選手Bには全く伝わらなかった」
ということがありませんか?
同じことついて言っているのに、です。
この現象について今回は書いていきます。
ルーマニアンデッドリフトの例
例えばルーマニアンデッドリフト。
背中をまっすぐに維持してほしいのに、できない選手がいる場合、何と言いますか?
①肩甲骨を寄せて!
②背筋真っ直ぐにして!
③背中を反って!
どれを選びます?
もしくは他にどんな言い方があります?
これ、実際どれも正解です。
もっと言えば、選手の身体の状態、言葉の理解力、感覚の良さによってアプローチなんて何通りもあると思うんです。
言葉の理解力は低いけど、感覚がいい選手だったら「背筋伸ばした状態を保って」とか「良い姿勢保って」とかでできるようになるかもしれません。
逆に言葉の理解力が高い選手なら「肩甲骨を寄せて」「肩を後ろに引いて」とかでも良いかもしれません。
ま、何が言いたいかというとタイトルの通り、
一つの動きを導くのにも無数のアプローチがあるから指導者は多くの言葉、表現、感覚を持っていた方がいいですよ
というお話でした。
言葉の引き出しを増やすには?
まあこういう言葉の引き出しって、どうやって増やせばいいのかというのは正解はありませんが、僕は普段から娯楽小説や実用書など比較的多くの活字に触れているのでそういった面では、他の人より言葉を少し多く知っているかもしれません。
なので、もし普段から本を読んだりする習慣がないのであれば、自分の言葉の引き出しを増やすと言う意味で本を読み始めてみるのもありかもしれません。
あとは、実際に指導するトレーニングは絶対に地震でもやっておくべきです。(やっていないトレーニングは絶対に僕は指導しません。)
そのトレーニングを自分でしっかり行っておくことで、どういう感覚だと動きやすくなるのか?どこの筋肉が疲れてくるのか?どういうミスが起きやすいのか?など教科書には載っていないことまで体験できます。
これにより、選手にそのトレーニングを指導するときに、伝えられる感覚や言葉の引き出しが増えることにつながっていきます。
これにより、選手にそのトレーニングを指導するときに、伝えられる感覚や言葉の引き出しが増えることにつながっていきます。
なのでトレーニング指導する皆さんはしっかりとご自身でもトレーニングを行うようにしましょう。
インターナルフォーカスとエクスターナルフォーカス
また、こういうキューイング(指示出し)の話になると
インターナルフォーカス
エクスターナルフォーカス
というワードが出てきます。
行いたい動作をするときに自分の内面(身体の感覚、筋肉・関節の動き)にフォーカスするか身体の外にあるもの(例えば目線をある一点に集中するとかバスケリングの先端とか)と言った違いです。
意識を自分の中に向けるか外に向けるか、です。
インターナルフォーカスはフォーム習得に適していた、エクスターナルフォーカスは出力向上に適している、とも言いますね。(間違っていたらごめんなさい)
その話はまた今度の機会に。
ではまた。
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