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応答のクリエイション

2021年の1月になりました。未曾有の疫病とも向き合い続けることはや1年。年明け早々に再びの緊急事態宣言。東京アートポイント計画の各現場でも対応に追われる日々です。

同時に私たちプログラムオフィサーは、今年度の事業評価も進めています。総括のためのプレゼンテーションをまとめる中でわかったことは、いかに各プロジェクトチームが状況に応答し、柔軟に対応してきたか、ということ。今できることを見極め、工夫を凝らしたアクションをとること。または、今は動かず次の展開の準備をすること。コロナ禍に対応したアートプロジェクト運営という、事務局としての「クリエイション」ができた1年間でした。(ネットワーク型勉強会「ジムジム会」でそれらをシェアした記録を見ることができます。)


2017年に発行した『東京アートポイント計画が、アートプロジェクトを運営する「事務局」と話すときのことば。の本』には「適宜修正」ということばが収録されています。一部抜粋。

自分たちのがんばりでどうにかなることなのか 。それともそもそも物理的に難しい状況なのか。現状を見極め適宜軌道修正しながら動くようなフットワークの軽さもときには必要だ。
今までに出会ったことのない“何か”を目指し、みんなで共に前へ進んでいくのがアートプロジェクトの醍醐味である。プロジェクトは生き物のように、横道へ反れたり、膨らんでいったりするが、それを上手に軌道にのせて動かしていくのが事務局の仕事といえる。


「柔軟に対応すること」は長期的な目線で考え、日常に寄り添った活動をおこなうアートプロジェクトにおいては基本設計として入っていることなのだな、と未曾有の1年を経験してあらためて思います。何度も使った「この状況下」ということばは、まだしばらく使うことになりそうです。柔軟性と応答のクリエイション、鍛えどきです。


※東京アートポイント計画のメールニュース「Artpoint Letter」の2021年1月号に掲載した「Letter」より再編集して掲載しました。メールニュースのお申し込みはこちら。



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(公財)東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京所属。東京アートポイント計画プログラムオフィサー。2009年の立ち上げ期より現職。現在はチームのとりまとめを担当。趣味は田植えと選曲。