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婚活と就活ってめちゃめちゃ似てる。

「そろそろ結婚したいなぁ」と思いつつ、時間ばかりが過ぎていく人って大勢いると思います。

一刻の猶予もない状況であるにも関わらず、一向にお尻に火が付かないのは、自分の心の準備ができていないからだと思います。言い換えると、自分の中に頑張る動機がはっきりできていないのです。

就職は、周りの人も当たり前のようにするし、「とりあえずどこかに就職するか」ぐらいの気持ちがあれば何とかなります。

ただ、婚活はそうもいきません。自分を安売りして「誰でもいいから結婚してくれ!」という気持ちで出会いを探すと、変な人にしか興味を抱かれないし、短期的にはうまくいってても、深い関係にはなれないでしょう。(恋愛初期は大体何しても楽しいからね)

就活は、自分と企業とのギャップが生まれないように、自分を分析し、企業を分析し、「ここだ!」と思ったら採用面接・試験を受けますよね。

婚活も同じです。「自分はどんな状態が幸せなのか」「相手に何を与えられるのか(自分の強み)」「相手と一緒にどんな人生を歩みたいのか(人生設計)」が、具体的にイメージ(無論、現実的に可能な範囲で)できていないと、「顔がタイプ」「年収が高い」「いい人そう」程度の理由で相手を選び、失敗しての繰り返しとなり、自分はどうしたいのかさえ分からなくなるのです。

特に危険なのが、コンプレックスや消したい過去があったり、自分が満たされない気持ちから目を背けるために、結婚したいといった観点で婚活をすることです。こういう状態の人は、総じて、自分に向き合えていません。

「どんな自分も自分だ」と素直に受け止められない人を、嫌いなところだらけの自分を愛してくれる人を引き寄せられる確率は、果てしなくゼロに近いと思います。

仮に引き寄せたとしても、嫌いな自分を愛してくれる人が信じられないので、自ら拒否してしまうなんてことも。自分が愛されるわけがない、と思っている人は、いざ相手から愛情を示されると、「何でこんな嫌とこだらけのやつ(自分)に愛情を注げるんだ?何か裏があるに違いない」などと疑心暗鬼になり、自ら幸せの可能性を手放してしまうのです。

まるで、戦うための装備が整っていない冒険者のようです。「そんな装備で大丈夫か?」と言われかねない状態でダンジョンに挑戦し続け、いつまでも攻略できず、無駄な時間を使う上に、気力や体力も削られていき、ますます余裕のない状態になってしまいます。

こう考えると、いきなりボス(理想だらけの相手)に向かうのは無謀で、ほぼ100%やられると自覚した上で、自分の今のレベルを把握し、次のレベルに行くのに必要な装備を集めることは、地道だが必要不可欠なのです。


終わり。


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