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田舎起業の掟 その3

「田舎起業の掟」シリーズ3です。

初級編から書いていますので、1から順番にお読みください。初級〜中級、今回は上級編となります。

ビジネス思考をもっと深く。

ブルーオーシャン戦略!

「ブルーオーシャン戦略」というものを聞いた事はありますか?

「競争のない未開拓の市場」

という意味です。つまりはどういう事かと言うと「バリューイノベーション(価値革新)」に着目し、お客様が潜在的に求める価値を洗い出し、商品やサービスを通じて新たな価値を提供する事で、ブルーオーシャンを創造していく経営戦略の事です。

そしてさらには価値を高めるのと一緒に、低コストを実現させる戦略でもあり、競合との差別化を図る事が可能となります。

わかりやすく言うと、例えば美容室のない地域、または少ない地域において美容室を始める事で、今まで遠くまで通わなければいけなかったのが、近くで済ませる事ができるサービスの価値に加えて、自然と時間的価値も付与され差別化されやすいという事です。

逆の意味を表す言葉で、レッドオーシャン戦略と言う言葉もあります。これは住んでいる人も多いですが、その分競合も多く、人と場所の取り合いがおこる激戦区といったところです。

そういう場所は個人店にはあまり向いてはおらず、資本の大きな大型店やチェーン店などが向いているのではないかと思います。

田舎の中でも、ある程度お店や施設が集まっている中心市街地のような場所がどこにでもあるかと思うのですが、個人が新規参入するにはある程度の資金力、埋もれない差別化できる程の商品、サービスが求められます。

ブルーオーシャン戦略を頭に入れておく事で、小さく始められて、後々はその商品やサービスのシェアを大きく獲得できる可能性が高くなります。

資金も少なく始める方は、中途半端なところには出店しないことをお勧めします。

コミュニティを作り、体験や知識を売る!

田舎で事業を始める時は、なんらかのコミュニティに入ったり、もしくは自分で作ることが大切です。

地域の商工会、町内会、地域コミュニティに参加し、自分を知ってもらい来店を促すか、自分を中心に作るのであれば、例えばお菓子屋さんであれば「お菓子作り教室」を作り、商品(モノ)を売るだけではなく、体験や知識(コト)を売る事が重要になってきます。人口が少なく、商品を買う人が少なかったとしても、経費がかからない体験や知識を売る事で利益率を上げる事が出来ます。そしてその体験は、商品購入にも繋がります。なぜなら1番大切な「人との繋がり」が構築されるからです。人柄や使っている材料も見えているところで買いたいと思いませんか?

ちなみに美容室はもともと技術(体験)がメインサービスで、コストがかかりません。

それが長く続けられる理由です。

最初は苦しい!でも、3年後を見据えて!

自分も起業4年目を迎えて、今は顧客様も多く通っていただいて安定してきています。本当に感謝です。

最初からこうだったわけではありません。1人しか来店されない事なんてザラにありましたし、心が折れそうになった事なんて数えきれません。

それでも、目標を持ち、少しずつでもそこに近づいていこうと思えば、今何をしなくてはいけないかが見えてきますし「小さな目標達成」の繰り返しでここまでこれました。

諦める事なく行動し続ける事。

それが3年後の結果を生みます。

これから田舎に限らず起業を考えている方、なにかを始めようとしている方も、どうか諦めずに前に進み続けて下さい。

困った時は前に進みながら、止まらずに歩きながら考えればいいのです。

これから何かに挑戦する人、すでにしている人を心から応援しています。





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