おじさん、「こどおじ」の意味を知る、の巻
昨日の夕食後のまったりタイムでのこと。
嵐の櫻井君や相葉君、眞子様のご成婚の話がニュースをにぎわせた数日間のあとだったこともあり、親子でアイスを食べながら、話題は、自然と「結婚」の話に。
ただ、長女(高3)は塾に勉強に行っていて不在。長男(高1)は宿題があるから、とそそくさと自室に行ってしまったため、残された次男(中2)(←彼のキャラについては「こちら」)と、妻と私の3人での会話となった。
妻「で、B男はどんな人と結婚したいの?」
次男「う~ん…。どんな人ねぇ…」
俺「ま、お前は、パパに似て、そもそも片付けとか整理とか全然できないから、少なくともきれい好きな人と一緒になって、いろいろ指導してもらったほうがいいよ。パパがママに日々、教育されているのと一緒」
次男「まあ、片付けとか整理とかはね…。そうなんだろうけど。結婚っていっても、僕はあんまり…」
妻「そうだよね。まだ、想像もつかないよね?」
次男「いや、想像はつくよ。パパとママを見ているから。ただ、僕、そもそも、目指しているのは『こどおじ』だから」
妻と俺「こどおじ?? なにそれ?」
次男「こどおじ、知らないの? まあ、新しい働き方、新しい生き方みたいなこと。ほんとに知らないの? ネットで調べてみてよ。すぐ出るよ」
で、妻と二人ですぐに、Google先生に聞いたらweblio辞書を紹介してくれて、「こちらの解説」にたどり着きました。
いわく「成人してからも実家の子供部屋(だった部屋)で暮らしている男性、を指す意味で用いられるインターネットスラング」(weblio辞書からの引用)。
妻「ハ、ハハハ。なるほどね。多様性の時代だからね。暮らし方も、より多様化するってことね…」
俺「いやいやいや、ちょっと待て。
たしかに、子供部屋を仕事部屋にしてリモートワークする、とかはいいよ。Withコロナで、どんどんオフィスに行かなくても仕事できるようになっていくんだから。
ただ、子供部屋で暮らすってどういうこと?
君、自分で働いて稼ぐようになったら、実家は出ていっていいんだぞ。
自分でアパートなりなんなり借りて、好きなモノ食べたり、女の子を誘って一緒にお酒飲んだり、好きなことしていいんだぞ」
次男「いや、そもそも、アパート借りたり、好きなモノ食べるのに、お金がかかるでしょ?
最初は給料安いんだろうし」
俺「いや、だって、そもそも実家で暮らしてたら、モテないでしょ?
会社の飲み会で酔っぱらった女性社員に『B男君、どこに住んでんの? 今度遊びに行っていい?』って聞かれたらなんて答えんの?
『実家!』って言えないでしょ? 『そっかー、実家じゃ行けないやー』ってなるでしょ?」
次男「いや、そもそもモテる、モテないって基準で、住むところを決めるわけじゃないから。
一番、効率よく稼いで、もったいないところにお金をつかわないようにするためには?って考えているだけだから」
俺「でも、今、『結婚』って話題から聞いてるんですけど? 実家暮らしだと、女の子ともなかなか仲良くなれないでしょ?って」
次男「それはそうかもね。 たしかに『こどおじはモテない』ってネットにもいろいろ書かれてるよ。だから、僕、あまり結婚の話に興味ないんだよね。別にいいじゃんって思っちゃう」
だそうです。
働き方の多様性、男女の付き合い方の多様性、そもそも生き方の多様性が問われているのです。
「実家暮らしだと女の子と付き合いづらい」などの凝り固まった考え方に縛られているようではダメなのです。
また一つ、息子に教えられました。
おわり
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