追われる恋が苦手な私の話

私は恋愛で追われるのが苦手だ。
追う方が夢中になれて、恋してる!っていう実感があって、毎日楽しくて、モチベが上がってなんだって頑張れる。
ただ、いつもそうやって「追う恋が好き」を盾に「追われる恋が苦手」という弱みを隠してしまう節が私にはある。だからこそ今日は、本当の私の気持ちを綴りたい。


追われる恋が苦手だと言っても、追ってくれる程の魅力が私にあるんだって嬉しく思うし、恥ずかしいけどちょっと誇らしい。感謝してもしきれないなあってつくづく思う。それに、自分が追う楽しさを知っているからこそ、その感情を私に向けて貰えていることはとっても特別なことだし心の底からうれしい。

だけど私には対人関係のトラウマが何個もある。その中で何度もいじめにあってきた、というのは私の中で凄く大きい。誰かを守ったからではあれど学校という小さい社会の中で自分の立場がなくなっちゃった、という経験をした。誰かを守ることを嗤った人がいたことが忘れられなくて、その恋情は偽りなのではと疑ってしまうことも実は多い。これはあんまり言ったことがないけれど、実は強姦紛いに遭ったこともあって男性に対してフラットな気持ちが抱けないのはそのせいだと思っている。
簡単に口に出せないようなことも沢山言われたしされてきたから、具体例はこの辺に留めておくけれど齢十九にしては怖い経験を多く積んできてしまったなと思う。到底、運が悪かったと笑い飛ばせる話では無かった。
余談を話すと、じゃあよく恋愛出来たなと思われると思うけど(直近の恋愛は以前noteに載せました)、私の場合は本気で恋愛する気がなかったということがとても多かった。このまま''友達''で一生ぬくぬくしてると思ってたのに〜と友達に話すことがしょっちゅうだった。

話を戻す。そんなふうに、男性に対しての苦手意識がある為に、必要以上に「この人は友達」と決めつけてしまう。レッテルを貼って、この人とは何も起こらないと自己洗脳することで、苦手意識がほんの少し薄くなる気がして。
でもそれはあくまで自分の中の話だから、それでも追ってくれる人もいる。正直、怖くもありながら有難いとも思う。私は所詮怖いことから逃げているだけ。現実逃避ばかりしているけど、向き合う必要は絶対にある。ずっとずっと簡単に人の気持ちを無碍にして自分が最低だと何度も思っていた。だけど、本当に私を愛してくれるなんて到底思えなかった。どうしてもどうしても、信じられないのだ。
ただ本当に恋してくれていて、それで手を繋がれたりバックハグされて許可なくキスまでされそうになったパターンもある。押されすぎは2倍怖い。その人は友達だともそこまで思えてなかったから二度と会わないと心に決めたけれど、追われる恋がさらに恐ろしくなって、難しいなと思った。

ねえ、私の顔が少し好みなだけでしょ?
でも私の性格を少し知っただけでしょ?
保険ばかりかけてしまう。
本当は、私が追う恋をしている時と同じくらいの熱量で愛されたい。私の全部を知ってなお、好きでいてほしい。変化していく私を受け入れてほしい。
自他ともに認める人情深さを持つ私は、恋した人間を深く深く好きになる。だからこそ相手にもそれを求めてしまう。
本当は追われたい。でも中途半端に追われて、私が振り向いた時に「なんだその程度の愛か」ってがっかりしたくない。傷つきたくない。わがままだよね、分かってる。ここにしか書けないようなことを言ってると分かってるんだ。だから明日からも「''追う恋の方が好き''な私」で居る。
だけどいつか、男性が苦手な私に歩幅を合わせてくれるような、そんな人と恋愛出来たらいいな。



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