日記|リリックはかますもの
先日、元職場の同期で、青春を共に過ごした心友にLINEを送った。
その日は彼女の誕生日だった。
もう何年も会えていないけど、互いの誕生日には近況報告を兼ねてメッセージを送りあっている。
そんな彼女とのやり取りの最後に、私はこんな文章を送った。
彼女のお父さんはプロのミュージシャンなので、自分が作詞をしていることに関しては照れ隠しで「ウケるよね」なんて言ってみた。
そもそも彼女には小説を書いていることを言っていないし、no+eをやっていることも言っていない。
すると案の定、私の報告に驚いた彼女からはこのような返信があった。
おばばの
美しいリリックで
かましたれ……?
〝おばばが表現を追求して歌詞を書くこと〟へのエールのかましかたがなんとも興味深い。
ありがとう、友よ。
完成してもたぶん、知らせないけど。
ちなみに、「おばば」という呼称は、自分たちの年齢が25歳を超えたあたりで、「うちら、もうアラサーだから〝おばば〟だね」という、今思うと腹立たしく、ちっとも面白くない自虐から始めたものだった。
それが、今年40歳になり真のおばばになった私には妙に沁みた。
そう、私たちは1984年生まれなのだ。
私は、1984の青豆 なのです。
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