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脚の最重要部位「お尻」の使い方の基礎 ①【ファンクショナルムーブメント】Vol.8

今回は、パフォーマンスピラミッド2段目「ファンクショナルムーブメント」を向上させる為のひとつ、股関節の動作に必須の「お尻のトレーニング」についてお話しします。

前回の記事で「体の中で、1番先にスイッチが入る部位は "お腹だ!"」というお話をしましたが、脚を動かす時に、お腹の次に重要になる部位が、そう!「お尻」です。

どんなスポーツでも、トップアスリートの体を注目してみると「お尻」が綺麗に発達している事に気付きます。『お尻の筋肉の発達が、トップアスリートの必要条件』と言っても過言ではないかもしれません。

お尻の筋肉は、主に「大殿筋」「中殿筋」「小殿筋」「大腿筋膜張筋」この4つの筋肉によって構成されています。
これらの筋肉が、上手に働く為の必要条件は『股関節の可動域がしっかり取れている事』です。(詳しくはコチラの記事参照)

そして同時に、前回の記事でお話しした「お腹」のスイッチが入れる事ができれば準備万端です!ここからは、脚の動作の中で、しっかりと「お尻」にスイッチが入る様に、動作を整えていきます。

今回は、お尻の基本トレーニング「臥位編」をお送りします。

※ 臥位=寝た姿勢

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股関節の可動域向上「クックヒップリフト」

以前の記事「動く股関節を作る3ステップ」の中で、股関節の可動域改善トレーニングをご紹介しましたが、その中でも、お尻を使う為に重要になる「クックヒップリフト」という種目を詳しく解説します。

お尻の筋肉の1番メインとなる作用は「股関節の伸展」です。
#それ以外の作用は外転と外旋

この「股関節の伸展可動域」が不足すると、お尻の筋肉が働きにくくなります
この可動域の改善には「クックヒップリフト」という種目が非常に有効になります。

元々、可動域の小さな股関節の伸展動作(約15°)なので、一見全く問題ない様に見えても "腰の反り" で動作を代償しているパターンも多い為、必ず「クックヒップリフト」で、可動域を確認をしてみましょう。

それでは「クックヒップリフト」の方法を確認しましょう!


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