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小学生にもわかる科学的思考

アイデアの選び方について知りたい方はぜひ読んでください!科学的思考について書いています。

こんちは、あおきです。先日、福島県の昭和村にある喰丸小学校という学校を再利用したコミュニティ施設におじゃましてきました。当時の小学校を再利用しているそうで、教室にはこんな掲示物がありました。

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学校の先生、すごいなーと、学校もとても良かったのですが、この掲示になんだか感動してしまいました。教えるってこういうことだなと思いました。まさに今書いている創造性についての仮説検証の話やんと思って、書いてた文章を全部消してこっちの掲示を使って創造性の最後の部分の仮説検証、収束的思考について考えていきたいと思いまっす

創造性ってなんすか? 創造性の伸ばしかた もご参考に! 

創造性についておさらい

今日は休みの日なんで、「休みの日なにしよう?」をテーマに話を進めていきます(休日の過ごし方についてはこちらから)。

ここまでのおさらいです。創造性を彩る思考法には、拡散的思考と収束的思考があり、ここまでは拡散的思考について説明してきました。簡単に言うと、アイデアをたくさん出そうということです。一方、収束的思考では、これまでの経験や知識を使いつつ、アイデアを選び、そのアイデアを実行し、そのアイデアの有用性を振り返っていきます

「問題をつかむ」

1.問題を読む

「休みの日になにしよう」です。

2.何を求めているかをつかむ

その本質を考えていきますので、休みの日に…リフレッシュしつつ、平日に疲れを残さず、お金をあまり使わないで過ごしたいがわたしの求めてることでした。

3.わかっていること・わからないことをまとめる

2に基づいてこれまでの休日の過ごしかたでわかっていることをリストアップしていくと、リフレッシュ=新しい発見、リフレッシュした!という気持ちになること、平日に疲れを残さない=活動をしすぎない、ゆっくり過ごす、お金をあまり使わない=安価であることです。わからないことはいまのところわからないのでやってみてから考えます(科学的思考では、なにがわかっていないのか?を知ることが独自性を生み出すうえでだいじなので、この話はまた後日します)。

4.ここまでを整理する

本日のわたしの過ごし方としては

新しい発見、リフレッシュした!体験、活動をしすぎない、ゆっくり過ごす、安価である

が最適解の様子です。

「予想を立てる」

ここが拡散的思考と収束的思考が交わる地点です!

5.今まで勉強してきた内容でできることはないかを考えてみる

ここが拡散的思考ですね。色々とリストアップしてみましょう。とりあえず何個かリストアップしてみます。

近場の温泉に行く、ちょっと遠くの温泉に行く、サウナ、登山、アウトレット行く、昼飲みする、家で読書する

いくらでもでてくるのでこんなところにしておきます。

6.わかっているところともとめるところの関係をことばや図・表にしてみる

4.でだしたところと5.で出したアイデアの関係を調べていきます。ここらあたりから、アイデアを1つにしぼっていくという作業に入ってきて収束的思考を用いていると思われます。わたしも場合は図にしてみました。

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7.図や表で書いたものから答えをも見通す式を立ててみる

行動を数式化をするのはちょっと難しいので(どなたかお願いします)、〇や◎の多さから、ちょっと遠くの温泉に行くに決めました。

「確かめる」

8.立式から計算して答えを出してみる

数学の場合は、式を実際に解いてみるということになりますが、今回の場合は行動なので実際にやってみました(行動実験についてはこちら)。福島県の金山町にある大塩温泉に行ってきました。

9.答えを確かめる

収束的思考では、実際にアイデアについて試してみて、その結果どうだったかを振り返る作業がじゅうようです。今後、同じような状況になった時に再び収束的思考を働かせるための知識として蓄積され、利用することができるようになります。

先ほどの、①-⑤の観点から試しにやってみた結果を考えていきます。

①活動をしすぎない:身体の動きは少なかったのであまり活動はしてませんが、なんだかんだで片道2時間くらい運転しましたのでちょっと動きすぎかも…

②ゆっくりできる:ぬるめのお風呂でゆっくり入れました。

③新しい発見:ここのお風呂、只見川という絶景のほとりにあって、最高の景色を眺めながらお風呂に入れます。なにげに炭酸泉で疲れもとれそうです。

④安価:300円なのでめちゃ安い。車で行ったのでガソリン代はかかりました。

⑤リフレッシュ:めちゃくちゃリフレッシュ!只見川見ながら温泉入れるとか最高しかないっす。風呂後、かなり疲れとれた感じがしました。

10.別の解き方がないか考えてみる

今回の場合は、移動距離がネックになったようなので、もう少し近場でも良かったのかもしれません。会津若松とか郡山あたりで、良い温泉がないかをリサーチしてみようかなと思います。また、温泉以外でも、良い景色を見れたらリフレッシュできる可能性もあるので、あまり運動せずにいける絶景を探してみるというのもありなのかなと思いました。

「練習する」

11.考えかたをまとめる

今回の経験をまとめると、

休みの日に、ちょっと遠出して新しい景色を見て、温泉に入るとリフレッシュできるし、ゆっくりできる。しかし、2時間は少し遠いので、温泉か景色のどちらかをとってもう少し近場にしたほうがいいのかもしれない。

と、経験を振り返り、まとめておくことで、今回の学びや経験を今後に活かすことができまっす。

12.この考え方で違う問題をとけるかを考えてみる

次の同じような休日にどうするかを考えてみるってことになります。これからリサーチっすね。これが、学習の移行ってやつになります、詳しくは過去記事をごらんください(こちら)。

まとめると

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今日はこれ以上のグラレコは作れなそうですので、もう一度同じ画像を出してみます。こういう科学的思考力は、小学校のときに習ってたんだなあと(全然思い出せない笑)。この掲示を作った先生はすごく科学的思考な先生だったんだろうなあと思います。過去に教わった記憶がなくても、今、科学的思考を新しく身につけることだってできますこれからも科学的思考については考えていきたいと思いますので、またお付き合いいただけると嬉しいです

おまけ 福島県昭和村の喰丸小学校

おわかりかもしれませんが、温泉とセットで昭和村の喰丸小学校におじゃましてきました。レトロな学校、ここで昔、今日の記事のような授業がされていたんだなあと思うと、とてもいい気持ちになるとともに、教育者として身が引き締まりました。とてもいいところです、秋はイチョウがきれいだそうです。わたしもこういう学校欲しいです。

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5,6年生の教室に掲示されてました。素敵な教室。

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