行動活性化を続ける【noteで行動活性化⑮】
この記事を読んでいくと、ふだんの行動を整えることで、調子を少しましにしたり、今よりも満足できる生活を手に入れる手助けになります。
こんにちは、あおき@福島県立医科大学です。心理士です。「noteで行動活性化」の第15弾です。前回は「過去に起こったストレスが同じように起こるかもしれない」というお話をしました。
前回の話でわたしが話したい行動活性化の内容は一区切りです。本日は「まとめと今後への活かし方」についてお話していきます。
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第15回 行動活性化を続ける
ここからは、行動活性化のノウハウは、生活の中に取り入れてこそ役に立ちます。そこで自分自身で活動を継続する上でどのようにしていったらよいのかを考えていきます。
まずこれまでしてきたことを再確認していきます。最初に、行動活性化についての情報を仕入れて、価値と目標について考えました。
次に、活動記録票を使って、自分自身の状態をモニターしました。そうすることで、現状を知り、パターンを分析できるということを考えてきました。
実際に行動をし、気分がどうなったか、その結果どうだったかをしっかりと評価することが大切ということを学びました。
課題分析を使って、簡単にできる活動から難しい活動にというように、成功の可能性を高め、一歩ずつ活動をしていくことの重要性を考えました。
障害への対処策を事前に検討することで行動がしやすくなることを考えました。そしてほめっせーじによってプラスの面に目を向けることで自分自身の行動を維持できることを考えました。
この点については、今後も継続していき、自分自身の中でスキルとして取り入れてもらえたらと思います。
これまで取り組んだことをまとめておく
これまでしてきたことを確認し、わかったことをまとめていきたいと思います。これまでのnoteを通してわかったことを、考えていきましょう。
わかったことをまとめておくことで、いつどんなときに落ち込みが起こりやすいか、落ち込みを持続させるパターンを再認識することが出来ます。
どんな活動をしているとより良い生活をしていられるか、どうしたら活動的でいられるかを知ることが出来ます。上記の行動活性化ノートに書き込んでいきましょう。
どんな行動をしていると楽しかったり、有意義だったりしましたか?
どんな行動をしていると、自分の価値や目標に向かえていると感じますか?
以前おこなったワークからどのようなことが大切だと感じましたか?
どのようにしたら、困りごとに対処できそうですか?
もう一度価値の明確化と目標を決めましょう
最後に価値の再確認と目標を再設定しようと思います。ワークシートを使いながら進めていきましょう。
みなさんの大切にしたい価値を記入してください。価値に向かって行動をすることで、達成感や満足感を得られる可能性が高くなるのでしたね。
その後、価値に沿った新しい目標をその下に記入してもらいたいと思います。もしこれまでと同じ目標であればそれでも大丈夫ですし、最初にたてた目標が高すぎたりするときには、課題分析をし、もう少し短期間で達成できそうな目標にしてもらってもかまいません。
最初に立てた目標をもう達成してしまった場合には、次なる目標を立ててください。1年後、半年後、1か月後の目標にわけて考えましょう。
そして、最後にその目標に近づくために今日からできることを最後に書きましょう。これまでのワークを参考にしても良いですし、新しく始められそうな活動を書いてもらっても構いません。
本日はこのnoteが終わった後も自分で活動を続ける上での方法を考えました。そして価値と目標を再確認しました。
みなさんの目標に向かって活動を続けてもらえたらと思います。そうする上で本日作成したノートが役に立ちます。
参考にしながら、日々活動を続けていってください。最後に、これまでのワークを続けることによって、自分自身で活動を続けることを手助けしてくれると思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。
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