受け容れたら気持ちが楽になる？
こんにちは、あおき＠心理士です。いろいろな人とお話していると「考えがネガティブで嫌になる」という話をよく聞きます。
よくあるのが「嫌なことを考えないようにしてるのに、考えが止まらないです…。」って話です。結論を言うと…「考えないようにしよう」とすると「余計考えちゃう」ということです。
「考えないようにしよう」は ”考えないようにしようとしていることに目が向いている状態” なので余計に考えてしまいます。あるいは、考えの押し込めに成功したとしたらそれはそれでストレスになります。
そこで重要になるのは「思考とどのように付き合ったらいいのか？」です。
この論文では、さまざまな思考との付き合い方と落ち込みとの関係性が調べられています。ネガティブに考えると落ち込むのでそんなときに「思考とどう付き合ったらいいのか？」を考えていきましょう。
本日は「アクセプタンス」を取り上げます。
アクセプタンスは「今経験している考えや気持ちをコントロールしようとせずに、そのままに受け容れようとすること」です。現状、じぶんの考え、今の気持ちをそのまま受け容れようとする試みです。
アクセプタンスでは、いやな感情も良い感情も変えようとせずに、しっかりと経験します。そして、現在の瞬間に集中します。
たとえば、みなさんの感情はからだのどのあたりで感じますか？感情を感じる部分にじーっと注目してみましょう。
じーっと注目したら、その感情をコントロールしようとせず、そのまま眺めてみましょう。
その感情はどんな形をしてますか？どんな色をしていますか？どんな感触ですか？
のように感情を感情のままとして（思考も思考のままとして）受け容れてみましょう。（詳しく取り組みたい人は本を読んでやってみてください）
アクセプタンスをすることで、落ち込みや不安が減ったり、種々の精神疾患のリスクが下がったり、あるいは慢性的な痛みが減ったりすることが色々な研究でわかっています。
なので、なんか嫌なことばっかり考えてるわってときは、アクセプタンスをぜひ活用してみましょう！
YouTubeチャンネル「ばっちこい心理学」でもアクセプタンスについて取り上げさせていただいてます。良かったらご覧ください。
あと絵本でわかるアクセプタンス「ぼくふあんくん」もよかったらどうぞうー。
ではでは。
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