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時間があれば価値を作る→パンデミックは時間を作る→新しいことを始める→収束しつつあり通常業務が戻ってきた(今ここ)【研究者日記】
正直なところ、パンデミック時期には、緊急事態宣言などの影響で、外出自粛になったりして、会議が中止、授業はオンラインになったりといろいろとあり、オンライン化に奔走したりという事態はありました。
一方、時間の短縮化や効率化という意味では、だいぶいらないことをしなくてよくなったので、物理的に時間はできていました。
京都大学有松先生が、最大級の火球を見つけました。なぜ見つけられたかを問うと、「コロナ禍で暇になったからやった」といいます。
有松先生は本当にすごい業績を残したことは間違いないことだと思います。多かれ少なかれ、研究者とはこういう人種で、時間があれば何か業績を残すことができるように設計されていると思います。
私もパンデミックになり、だいぶ時間のゆとりができました。本を読んでは知識をアップデートして、ばっちこい心理学もはじめて、パンデミックのメンタルヘルス対策でなにかできないかと竹林さんたちのプロジェクトを手伝わせてもらったりもしました。
それまでは、学部を出たあたりからずっと、心理療法や認知行動療法のことしか考えてこなくて、それ以外のことはすべてほっぽってきて、価値観がだいぶ凝り固まっていたように思います。
心理以外のことを勉強したり、YouTubeチャンネル運営したりすることが、本業の心理学にも返ってきますし、新しい発想をだいぶ得ることができた分、本業の応用の幅が広がったというか、自分がどういった存在でいることが自分が必要とされて、自分らしくいられるかという立ち位置がだいぶ明確になりました。やりたいこと(価値)もだいぶ明確になってきたように思います。
さて、パンデミックもぼちぼち終わりそうだなという雰囲気に日本もなってきました。そうするとどうなるかというとコロナ禍以前の業務が戻ってきており、会議も増えて、授業も対面でということになってきました。
パンデミック時期の時間のゆとりだからこそ始められたことが少しずつ時間がなくなってきて、物理的にできなくなる、あるいは時間をさけなくなってきています。
果たして、時間の取捨選択をどうするか?ということがここからのテーマになりそうです。
環境自体にはたらきかけて、また変えていけることができればいいのですが、元に戻したい気持ちというのがやはり働くようで、均衡を保って、変わらずにいたいようです。
生命のじかんは有限です。どうやって時間配分するか?はここから考えていかなければいけないこととして優先度は高そうです。
それでは最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。
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