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特別扱いのカッコ悪さ【斎藤一人さんの深いい話】

ある日、斎藤ひとりさんとお弟子さんたちは、銀座の高級料亭で食事をすることになりました。
この時、お弟子さんの一人が、「揚げたニンニクが食べたいな……」と、お店の人にちょっと言ったのです。お店の人は「お待ちください」と言って奥へ行くと、すぐに、「わかりました。ご用意いたします」と返事をして下がっていきました。
これを聞いていて、いつも機嫌の良い一人さんが珍しく怒ったのです。
その口調はいつも静かな一人さんで、表情もいつも柔和な顔のままです。でも、声が少し大きくなり、明らかに怒っているとわかりました。
一人さんはこう言ったのです。

「何でメニューにないものを頼むんだ!?
あんなことを言えば、いつも来てる客だから、店の人はやらなきゃいけなくなるんだよ。
にんにく揚げた油はニンニクの匂いがうつっちゃうから、もう他には使えない。鍋も一度洗わなきゃいけない。
メニーにそういう料理があるんならいいよ?でも、メニューないのにそんなものを頼んだら、店に余計な損をさせちゃうんだよ?手間もかけさせちゃうんだよ?そういうことよく考えて、もっと気を使わなきゃいけないんだよ。
いつも行ってお金を使うからって、店でわがままを言ってもいいわけじゃないんだよ。そんなのは良い客じゃないんだよ。
店に余計な気を遣わせない、損をかけさせない、そういうのが良い客なんだよ。お金を使えば良い客だと思ったら、大間違いなんだよ。」

「何かサービスしなくちゃいけない、と思わせるような客はカッコ悪いんだよ。特別扱いされるのはカッコ悪いの。反対に、あのお客さんなら普通にしてれば大丈夫、と思ってもらえなきゃいけないの。」



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