見出し画像

結婚のため、ユニクロに向かった

私は基本、スウェットである。
着心地第一主義に基づいて、ポリエステルを崇拝している。

ストレッチ、速乾、触り心地の「3s」が信条である。譲れない。

すると当然全身スウェットになる。

しかし残念ながらこういうのは
「スポーティーファッション」
止まりなのだ。

清潔感こそあれオフィシャルではない。
高級店であれば門前払いを食らうスタイルで私は生かさせてもらっている。


これではプロポーズができない


これは切実な問題だ。
夜景が見えるディナー、式場の見学、
ここにスウェットで行こうものなら出禁になる。


いやいや、これは私のイメージであって、
現実には潮干狩り中にプロポーズもするだろう。


「僕と一緒に貝という愛を探しませんか?」


寒いな。これはいいのか?
相手の本気度を疑ってしまうが、
まあこういうのもありだということで。


そんなこんなでユニクロに行った。


ユニクロは素晴らしい。
なんでもあるし、誰にでも似合うようにできている。

私は店員さんに「スーツ以外のフォーマルっぽい服が欲しいです」と
曖昧な感じで頑張っていった。
店員さんは私の服装を見て何かを察したようで、

一瞬考え込んだあと「こちらですかね」とストレッチ性が売りのスラックスを紹介してくれた。

無地の黒、紺、薄いチェック柄など無難なラインアップで、さすがユニクロ、感心してしまった。しかも安い。

とりあえず試着して裾上げしてもらっている間に、シャツをこれまたお薦めしてもらったものを買った。

そんなこんなで帰宅して試着した。僕は確信した。


彼女ができたらこれを着ていこう。


あとがき
結婚の前にていう悲しき事態。
ユニクロは神です。ありがとう!!!!!!と心の中で叫びながら入店しています。退店時は言葉が出ません。泣きます。

あお

生活費になります。食費。育ち盛りゆえ。。