【ぼくプロ~竜胆編Vol.1】(ぼくのプロット)
リンクは貼らないが、ふじこさんのプロット記事でインスパイアされた。
じぶんなりのプロットを作ろう!プロジェクト。
【ぼくプロ】プロジェクト。を開始する。
ふじこさんは江國香織さんのついて言及した(やはり、リンクはるかwww)
ぼくが知る限り、井上ひさしは物語のなかの設定に起きる丸一年の架空(といっても史実だが)の年表を作成する。角田光代は登場人物全員の「履歴書」を作成する。松尾スズキさんは、部屋に、バカでかい一枚の紙を敷いて、そこに地図から人間相関図からをかきこむ。
ということで、ぼくも描いてみる。絵で描いてみると、頭のなかのぼんやりとしたことががクリアになる、さらに新事実も発見された。
この物語の上空からの全景。(写メがズレている、字が汚いは、ご愛嬌)
ちなみに写メで切れている部分の白のライトバンは豆腐屋の配達車。
わかるだろうか。二階の男の部屋と女がしゃがんだメダカのいる甕からの直線を結んだ。すると路地の角、電柱でちょうど男が部屋から立っているのがリアリティが増すのだった。読者にはこんなことは書いていない。そのうえで書いていた筆者のぼくも、絵を描いて初めて知った事実(構図の発見)だった。
この地図を精密に、時間軸(秒、分単位まではともかく、)の経過、すべての登場人物の個人の来歴、悩み、前後の予定、などを詳細にかきこんでいく。
さすれば、この路地だけでの群像劇だって可能になりそうだ。
群像劇はともかく、おそらく江國香織、井上ひさし、角田光代、松尾スズキら、先輩たちはみなこれを実際にその手でやっているのだと思った。
水遊びをする子どもひとりひとりの物語、ベビーカーを片手にビニールプールを膨らませているお父さんの背景、ゴミ場の網にとまるカラス、豆腐屋の配送車(駐車時刻で、事件、事故の発生)など、あらゆる物語が絡まる要素が生まれる。
情報は置いておく。
(美樹先生はよくこの、「置いておく」を使う。)
削るのは簡単だ。
【登場人物】
「男」遠近燃汰、32歳、近所から被差別部落出身だと噂される怪しい男、
「女」佐伯円、26歳、粉屋の女店主、東京出身、
「少女」佐伯うみ、7歳、東京出身、
「少女の父」佐伯健一、41歳、都庁勤務、
「少女の母」佐伯ふみ、35歳、ウェブのプランナー(仮)、
「黒い犬」ミニチュアダックスフンド、1歳、
「黒い犬の飼い主」母親、32歳、京都出身、
「黒い犬の飼い主」母親の娘、5歳、京都出身、
「打ち水をする老婆」87歳、京都出身、
「父親」ビニールプールを膨らませる、42歳、群馬出身、(婿養子)
「赤ん坊」ベビーカーのなか、0歳、
子ども1(男の子)12歳、小六、水鉄砲をもつ、
子ども2(男の子)14歳、中二、水鉄砲をもつ、男のアクションに気づく
子ども3(男の子)9歳、小四、水ふうせんをもつ、
子ども4(男の子)6歳、小一、水ふうせんをもつ、
子ども5(女の子)13歳、中一、浴衣姿(きのう祇園祭でその日も浴衣)
子ども6(女の子)13歳、中一、浴衣姿(きのう祇園祭でその日も浴衣)
粉屋の客(カウンター4席の場合)、
⑴
⑵
⑶
⑷
【マクガフィン】
手紙、
メダカ、
笑い、
【暗喩、メタファー】
男の笑み、
男の冷徹さ(逆に、容赦ない態度で子どもらとの親和性が高まる)、
今日の備忘録。
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