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あおいろの部屋

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作品まとめ(短歌・詩・ショートショート)
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#詩

日常と自由

アオスジアゲハが工事の網の中を飛んでいた 囚われの身 みんな同じ 背中がチクチクする 晴れ…

あおいろ
3年前
2

今日も終わる

今日も終わる 寝て終わる きみのこと、 見ないふりして終わる 終わり すべてが 終わっていて …

あおいろ
3年前
2

夢の中

無自覚な大したことのない悪口に命を削られる 毎日毎日、少しずつ削られていく 仲間意識だなん…

あおいろ
4年前
6

ひとのかずだけひとがいる

生活の音が聞こえる、ベランダ 夏の夜、風が通ると涼しい夜 生活の音に耳を傾ける 私は生活の…

あおいろ
4年前
3

言い分

生き急いでいる日々、もう思い出せないくらい、 気付いたら夏 躍起になって若さを脅かす大人…

あおいろ
4年前
5

民意のおかげ

あおいろ
4年前
2

正攻法

若い世代は、正攻法では勝てません。 老人にはまず、人数で負けます。 選挙に行っても、そこは数の勝負です。 若者全員が選挙に行っても、勝てません。 ですが、正攻法で勝ちなさい、としか教わってきませんでした。 それしか認められなかった。 テストでよい点数を取りなさい。 時間を無駄にしないで勉強しなさい。 余計なことをしないで、勉強を、 正攻法で勝ちなさい、はよい教育なのでしょうか。 正攻法で勝ちなさい、では人類は平和をつかみ取れるのでしょうか。 大抵の面倒くさく、考えたく

脳裏から離れない

脳裏から離れない。 若い社会人男性が、就活相談をする女子学生に放ったことば 「まぁ、戦争は…

あおいろ
4年前
2

ひとりよがり

あの坂をのぼると、 いつもの散歩道に出る 今日は晴れ、見慣れた街 大きいおうち、いつも大き…

あおいろ
4年前
3

顔つきが変わるということ

顔つきが変わるということ。 平和ボケが推奨される世の中である。戦争とは。自分にできる行動…

あおいろ
4年前
14

明るい詩をかきたい

明るい詩をかきたい 明るい詩を 明るい詩をできればかいていたいのだ 明るい詩をかきたい 明…

あおいろ
4年前
4

創作 「傲慢さ」

今は爆音でこの世界をあざ笑っていたいのだ。あまりにも痛みがあるこの世界を軽蔑し、深く共…

あおいろ
4年前
1

きみは難聴になった

きみは難聴になった 精神的なものらしい 原因はなんだったの。 神経衰弱の毎日が、 いまこの命…

あおいろ
4年前
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名のない詩

異質なものとして生きてきました のどに小骨がつっかかったように 生きてきました うそはついていません でも 小骨をとったこともありません ツイッターで知り合いが言っていました 「未知なものへの恐怖は人間だから仕方ない」 「自分が対象として見られたら無理」 人一倍やさしいあの人は うつになりました 世界を憎んでいます そして人間を愛しています わたしはいつもちがう人、でした 一人じゃないことくらい知っています でも孤独は消えません 目を凝らしても消えない孤独です 異質