言い分
生き急いでいる日々、もう思い出せないくらい、
気付いたら夏
躍起になって若さを脅かす大人と
自分を守るただの若者の、バトル
未来は当たり前に若者のほう
だがしかし友よ、若者はなにも知らない
真っ白なカンバスに、色を垂らそうとして
色の垂らし方も知らない
自分の方法に染めようとする大人が
若者の邪魔をする「ソンナンジャダメ」
若者は知らない、
若さだけが、彼女の顔を照らす
彼女の顔には、希望と諦めと懐かしい未来
懐かしく、輝かしく、殺伐とした、
過去に嘘をつかない未来
未来は過去に嘘をつかない
よいも悪いも呑み込んで、結果として漂う
「そういえば君の耳、ないね。きれい」
「そういえば君の鼻、ないね。美しい」
君の小さな指、本当にきれい
忘れられない
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