名のない詩
異質なものとして生きてきました
のどに小骨がつっかかったように
生きてきました
うそはついていません
でも
小骨をとったこともありません
ツイッターで知り合いが言っていました
「未知なものへの恐怖は人間だから仕方ない」
「自分が対象として見られたら無理」
人一倍やさしいあの人は
うつになりました
世界を憎んでいます
そして人間を愛しています
わたしはいつもちがう人、でした
一人じゃないことくらい知っています
でも孤独は消えません
目を凝らしても消えない孤独です
異質なものとして生きてきました
異質なものとして生まれました
異質なものとして
異質なものとしてこれからも
異質なものとして
異質なものとして
ちがう人として
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