小説感想『冷たい檻』伊岡瞬(読了:2023/4/19)
作品紹介伊岡瞬の『冷たい檻』は2020年に中央公論新社より出版された作品。伊岡瞬は『代償』や『悪寒』あたりが代表作っぽい。最寄りの書店の一角で『乙霧村の七人』を見かけて名前は知っていたけど、なんとなくそちらはスルーして本作を手にした。
"この村では何かが起きている。残念ながら、それが何かはまだ分からない。しかし、偶発の事故じゃない。あれもこれも繋がっている気がする。人を殺すことをなんとも思ってないか、あるいは、商売にしている人間がいるかもしれない"という帯に書かれた本文引