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命あるものを大切に

#未来のためにできること

 夏祭りの季節になるといつも幼少期の頃を思い出す。金魚すくい、楽しかったですね。人生で1匹もすくえませんでしたが、私はそれで良かったと思っております。
 出店を一通り見た帰り道、道路の脇に破れたビニール袋から溢れた水たまりと、ピクピク動く赤いヒレを見つけた。なんだろう、と思ってみると、それは先ほどの出店にいた金魚だった。

 子供が落としたのかもしれない。誰かにぶつかって袋が破れてしまったのかもしれない。でも、何も出来ない私はただ生を終えようとしている金魚を目の奥に焼き付けていた。

 金魚だけじゃない。動物を飼う人、それぞれ理由あると思いますが、命に大しての責任を持って飼っておりますか?
 実家の近所にいた犬は突然子供が飼った2匹目への愛情過多、1匹目は雌という理由だけで牢屋のような小屋から一度も出る事なく死にました。

 勝手に外で作られたから面倒みなくていい、と野良猫の放置。これであちこち農作物や糞尿被害が増えております。
 人間も、望んでいないという理由で子供を産み落としてそのまま放置。鳴き声を消す為に包んだり埋めたりととても同じ人間とは思えない行為がテレビで時々放映されます。
 理由があろうと、どれも許される行為ではありません。

 命について、責任を持ちませんか?

 これは誰にだって出来るはずです。未来の為に、と言うならば生きている命に対しての責任を持つ事が繋がるんじゃないか。

 感謝の言葉「ありがとう」
 朝の挨拶「おはよう」
 
 当たり前のように聞こえますが、挨拶の出来ない人は上っ面の人間に過ぎません。
 人はAIではありません。やはりやったことに対して「ありがとう」と言われると嬉しいし、朝に「おはよう」と聞くと1日の始まりの気がする。

 子供は親の背中を見て育ちます。

 未来の為に。そう言うならば、大人である我々が手本となり命に対しての責任を持つ事が大切なのではないでしょうか?

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