めくるめく古の鏡筒たち その8:Voigtländer Apo-Lanthar 90mm F3.5 SL
——アポ♪アポ♪アポのレンズ♪
はじめに
まず90mm f3.5というレンズの存在を認知したときのファーストインプレッションを紹介。
90mmと聞くと、若干「え?望遠?」となる焦点距離だったりする気がします。いつぞやに紹介した105mmよりも短く、FAlimited77mmよりは長い。とはいえ77mmも中望遠、という区分になるし、そもそも105mmも望遠というにはいささか短い。だとすれば区分としては中望遠でよいのでしょう。
しかし、たまたま挙げたこれら二つのレンズは、いずれも単焦点という特徴をしっかり出して、開放f1.9,2.8と結構明るい。
それに比較して3.5、と聞くと、どうもレンズキットとして売られている標準ズームの広角側の開放の数値が頭によぎるわけです。正直、なんでこんなに単焦点なのに暗いの…?というネガティブな印象を持ちました。
しかし、このf値でよかったと、素直にそう思います。
機材紹介
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