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大学生の僕が今の政治に対して思うこと〜石丸氏vs現職小池氏300万票の壁

皆さん、こんばんわ蒼葉レイです。

普段は大学生の視点でお話するZ世代のSNS事情や不登校を経験した自分だから話せる教育やメンタルの話を発信しています。

今日は東京都知事選が注目を集める中で、18歳の自分が考える政治の理想を考えてみます。


完璧な候補者を選ぶのは難しい、でも選ばない方が良い人の特徴はある

どの候補者が言っている事もある程度、辻褄が合っていれば正しいようにも聞こえるのが選挙です。

しかし、選ばない方が良い人には特徴があります。

それは「特定の人物や特定の特徴を持つ人々を誹謗中傷して支持を集める人」。

ここではあくまで理性的な政治批判は含みません。

ただ、「人として良くない発言」をする事に罪悪感を抱かずに、特定の人々を中傷するような人には投票しない方が良い。

ここで言う「人として良くない発言」とは生まれ付きの身体的特徴やその人の環境的特徴、出自を馬鹿にするような発言・差別などです。 

特定の人々の犠牲を正当化する政治家は歴史上多くの被害者を生み出してきました。

ただ、このような特定の人々を敵視して、支持を集めるやり方は現状に不満を持つ人が増えた時代においては非常に有効な手段です。

これはスケープゴートという名前が付けられている手法ですが、特筆すべき例は世界恐慌からのナチス・ドイツの台頭でしょう。

しかし、歴史は証明しています。

この社会は特定の敵を倒しただけで全てが上手くいくほど単純ではないことを。

破壊した後には新しい価値や富を創造し、それを分配しなくてはならない。

だからこそ、あくまで「その候補者が自らの鬱憤を晴らす耳障りの良い事を言っているのかだけでなく、社会を良くする為に具体的に何を手段として用いるのか」に着目する事が重要だと思います。


ネットがテレビに勝てるのか

これは単純な疑問ですが、ネットがテレビに勝てるのかには疑問符もあります。

SNSやネットは拡散力はありますが、その分皆んながそれぞれ違うコンテンツを選ぶ時代を作り、興味が多極分散される時代になりました。

そして、これは大衆を味方につける必要のある選挙とは余り相性が良くないようにも感じます。

また、YouTubeで100万再生される事はとても凄い事ですが、地域が限定された選挙ではその視聴した100万人の全てがその地域に住むとは限らない。

前回小池さんの得票数は366万票余り。

小池さんに勝つには少なくとも「300万票以上」が必要です。

更に、過去東京都知事選において現職都知事が負けた事は無いこと、候補者の乱立によって票が分かれる事を考えると、知名度や地盤、組織票のある小池さんは現状、「圧倒的優位」だと言えます。

やはり注目は石丸伸二さんだと思う

僕的には小池さんに勝てるとしたら、石丸さんである可能性が高いのかなと思っています。

基本的な調査では小池さんに勝てるとしたら蓮舫さんである可能性が高いと見られていますが、今の立憲民主党の支持率や突出した人気や勢いを感じない状態で小池さんに勝つのは難しい。

それだけ圧倒的優位なのは小池さんですが、小池さんに勝つにはサプライズが必要です。

今回も小池さんは恐らく280〜300万票周辺は取るでしょう。(前回よりも有力候補者が多いので前回程の得票数獲得は厳しいとは思います。)

更にそれを上回るには「新しい華のあるリーダー」が必要。

かつて石原慎太郎さんには「この人なら東京を変えてくれる!」というエネルギーと喋りの上手さ、華、石原軍団を含む知名度が相まって勝利しました。

石丸さんの弱点は現状「知名度」だと思いますが、テレビでも主要4候補者(小池現都知事、蓮舫さん、石丸さん、田母神さん)に関しては報道されており、少しずつSNSに余り触れなかった人にもその知名度が広がりつつあります。

後はそもそもSNSが若者しか見ない時代が終わっているのではないかという事も気になります。

各SNS年代別利用率

(参照)https://www.cross-m.co.jp/column/digital_marketing/dmc20240109/    (データ元 総務省調査)

このデータを観てみると、石丸さんが強みとしているYouTubeは50代、60代の人も視聴している事が分かります。

実際、往年の保守層を支持基盤とする田母神さんのYouTubeなどにも多くの再生があります。

選挙に勝つには若者の政治参加も大切ですし、中年くらいの大人の方や高齢者の方の支持もある程度必要になります。

その上で大半のメディアが蓮舫さん2位を予測する中で石丸さんが2位以上の得票数を得た場合は社会的に大きなインパクトを生みそうです。

最後に結果を決めるのは「どちらが応援しがいがあるか」

小池さんには多くの都民から知名度と安心感、信頼を獲得している一方、「もはや敢えて応援しなくても勝つだろう」というイメージもあります。 

逆に他の候補者の方が「この人が勝ったらどうなるだろう」というワクワク感があるかもしれません。

それを意識してか、小池さんはよく「私はチャレンジャーです!」と訴え続けています。

今回も選挙に強い小池さんらしく程良い所を攻めている感じがします。

後は割合の大半を占める無党派層が「どちらを勝たせたい」と強く思うのか。

今回は小池さんと石丸さんにフォーカスしましたが、別の候補者も含め、「誰が東京の未来を担うに相応しいのか、都民の方には貴方の良心と理性」に基づいて選んで頂ければと思います。

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