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結ばれた縁で編まれたゆりかごで眠る



 2021年がもう終わる。おかしいな、ついこないだまで夏だったような。
暑いなあと嘆いていて、そのまま秋に滑り込んで、秋の読書を堪能していたのにいつの間にか冬が来て、もう11月だなあって言っていたのが冬至を越したら急に寒くなって冬だ冬だって言ってたら12月に入って。雪が降って。今年が終わる。

 今年はたくさんの縁があったように思う。いい人にばかり恵まれた一年。本当に嬉しい。
心や体調は乱れていたけれども、助けてくれる人がいつも近くにいた。ありがたい。本当にありがとう。

 そして今年は1年間でたくさんのいい本にも出会った。今年もハズレなんてなし。 Twitterにはあげたけれども、こちらにも挙げておきます、今年の私のベスト本。




特に自分の心に残った本をまとめました。なんか全部まじでよかったな…(語彙力薄くなっちゃうけど…。)


また、他にもよかった本はいっぱいあって。

・USO 
嘘をテーマにした小さなマガジンだけど、小さいのに詰まってていい。いろんな嘘。嘘だけど愛がある嘘もあったり、救いようのないものもあったり、処世術としての嘘もあったり。人間器用に嘘を使いこなしているんだなあと。
Vo.3まであるみたいなので全部読みたいと思っている。集めたい。

・ベルリンうわの空
これ本当はベスト本に入れようと思ったけれど、全巻読んでないからやめた。読んでたら入れてた。全部読まないと魅力を語れない気がして。すごく心が優しくなれる。今ある自分でいいのだと思わせてくれる。生きていくのに小さいも大きいもない。等身大で、欲しいものを欲して、愛したいものを愛せばいいのだな、と今の自分を肯定してくれるし、不安になっても見失わないでね、と慰めてくれる。早く全巻揃えたい。

・水の聖歌隊
歌集。これは本当に本当にめちゃくちゃ好きだ…と唸った。なんと美しいんでしょう、こうしてここに感想を書き連ねると止まらなくなりそうです。読むたびに恍惚のため息が漏れる。青い世界最高。ずっと笹川涼さんの世界で泳いでいたい。

・氷柱の声
工藤玲音さんの小説。震災のこと、と言いたいが被災にあった人たちがどう生きているのか、震災の被害に遭っていない人安全地帯で読む私がどうのこうの言えることではないけれど、間違えていた心を正すことはできたように思う。「かわいそう」なんて軽々しく言えないということも。みんな何があっても生きている。生きていこうとしている。また、一方的な良心だけじゃ人は救えない。そうして力強くも、ありのままに生きている人たちの姿を書いてくれてありがとうという気持ち。

・てんとろりとひとさらい
笹井宏之さんの歌集2冊。この2冊の中には、笹井さんの魂が優しく光りながら棲んでいると思う。短歌の一つひとつがさまざまな色を帯びながら発光しているように見える。
歌の至る所に、死と寂しさと、優しさがあって、そうして彩られた世界は全て美しかった。故人だと思うと余計に寂しくもなるけれど、笹井さんの歌集は大事に大事にしていきたいと思う。

・海のふた
吉本ばななさんの作品。読みたい読みたいと思っていた本がやっと読めた喜びも相まって、夏のキラキラしたものがもっとキラキラして見えていた。人生のバイブルと言っていいような素晴らしい作品をたくさん書いているばななさん。
この本は特に私の心の中にある表現できない燻った気持ちをうまく言語化してくれて、ほぐしてくれた記憶がある。
『私たちは人間だから、すごい力を持っているのだ。誰かがかき消そうとしても、無理矢理に均されそうになっても、どんなに押さえつけられても絶対になくならない、そういう力を』という言葉が今でも思い出す。そういう力を持っているのだもの。絶対。だから大丈夫だ、と背中を押してもらったな。また来年も夏になったら読みたい。


などなどなど。いやもうもっと色々あるし、でも書き尽くせないと思う。年越しまでずっと書き続けちゃうと思うのでここらへんで自重。
今年は全部で250冊くらい読んだらしい。ざっと計算だけれど。よく読んだね、案外。

たくさんのいい本に出会えて、毎月自分をアップデートしていたような気がする。読書の楽しさもそうだし、読書友達との交流もそうだし、全ては本から繋がっていた。そうして繋がった縁の中で生きていたなあと、つくづく思います。

来年も素晴らしい本に出会いたいし、良い人間関係にも恵まれたい。
短歌ももっと詠めるようになりたいし、今年の経験を来年に活かしたい。
その環境の中で表現できる幅をもっと広げていきたい。

あと魔女見習いも修行を修了して、ちゃんと活動できるようになりたいな。


読書や短歌等を通じて繋がったたくさんの皆様、2021年、仲良くしてくださってありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。そして、皆々様にもたくさんの素晴らしい本との出会いが訪れますように。


良い大晦日、年越しをお過ごしくださいな。

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