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もう二度とない日々だってぜんぶ、


私生活、猫が増えたり歌会に参加したりと忙しい日々でした。
増えた猫というのは、私の実家に住んでいる猫であって、事情があってこちらに引き取ることになり、一時間以上かかる道中、運転にどう細心の注意を払ったって、永遠と怖がって叫び続ける猫をずっと宥め続けて人間の精神はじっくりと疲弊したまま帰宅、そして迎え入れたはいいものの、環境の変化でプチパニックを起こしているので落ち着きがなく、(それは私も同じであるが)個室に設置したゲージへ案内したものの全く入らず、そして持ち前の異常な腕力でドアを開けて部屋を抜け出し、あげく仏間の押し入れの一番高いところ(なんか小さい引き戸のとこ)に逃げ込み、ずっと籠城される日々が続いている。正常な反応だとは思うが、もう、あっちの猫もこっちの猫も落ち着きがなく、こりゃどうなってしまうんだと毎日内心ハラハラして過ごしている。
ただ、私のことはどうにか、存在を認めてくれていて(覚えてくれていて)、声をかければちょっと出てくるし、私だけががいれば安心して食事もトイレも済ますことができる。しかし、恋人と先住猫のことはなかなか受け入れ難いらしく、彼らがいるとびびっては逃げ隠れるのを繰り返している。
うちに来てから日にちが経ってきたのでかろうじて環境には慣れてきたものの、人と先住猫になれるのはまもう少し先になりそうだ。
そんななか、人生初の歌会にも参加してきました。ど緊張しながら勉強してきました。一首の短歌に、人の数だけいろんな解釈が生まれるのだなあという生々しさを感じとり、その感想であったり批評を言い合う時間、なんだかいまいちじっと座ってられないというか、怖いのと、緊張と、でも楽しいのと、勉強になるのとで、なんやかやいろんな感情が巡りに巡っていました。わたし、ここにいて良かったかしら、と何回か思いつつも、お会いしたかった田丸まひるさんともお会いできてとっても嬉しくて、いい刺激を受けたので満足です。これからも機会があれば参加したい。

そこでやる気が湧いたので今日からまたちゃんと短歌作るぞっていうのと小説も書くぞっていうやる気が湧いてきたので、ノーパを開いたものの、なんででしょうか、もろもろポロポロと言葉が落ちてゆき、短歌の枠におさまろうとせず、溢れていくのでした。小説もまた、ここからが進まないのです、というところにぶち当たり、気分転換の料理すら放棄してしまっている日々でして、脳の隅っこには猫たちのことがあって、なんだか落ち着かない日々。だけど過ぎてゆく日々。
焦らないでいようと思うけれど、どうしてでしょうね、私の中の細胞が分裂を始めているのでしょうか。すべてがもろもろ。スノーボールクッキー。どこまで向かうのでしょうか、どういうものになってゆくのでしょうか、わたしとは。

そういえばこないだ、長月さんのスペースで女3人、最後には4人で本の話やら何やらもう、自由な会話をして、まるでライン通話を垂れ流しているかのような日常がそこにはあって、本を読んだり、洗い物したり洗濯物したり、大根は20本ももらうよねって言われて驚いたり、ついさっき起きましたわ〜て人もいたりしていて、それぞれが生活をしていて、本が好きで、猫やら犬やら愛していて、もう本当に、われわれ、まだちゃんと顔も見たことなければ直接会うことなんてなかなかかなわない場所にいるわけだけども、仲良くできているよなあと、そしてちゃんと生きていて良かったなあと、思ったのでした。ねえ、それぞれ、健やかであろうねこれからも。なんとかなんとかやっていこうよねえ。そうしてまた自由に本のこととか、なんやら、自由に話して笑って、おもろい人やと思われてしまいながら、なんか、忘れたくない日々の一つを一緒に生きようよねえ。

毎日好きなように、書きたいものを書いていけるように、私はありたい。

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