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幸せの残像にしばられているということ。その不自由さ
今日はお知らせです。
少し前にnoteを介してオファーを頂き、インタビューをお受けしました。
内容が書籍になり、先日発売されました。
紹介したいと思います。
ジェラシーくるみ「私たちのままならない幸せ」
ジェラシーくるみさんとは
東大卒の夜遊び職人。昼はしがない会社員。
恋愛や美容、女性の生き方についてWebメディアを中心に執筆。
フォロワーから寄せられた悩みに答えるPodcast(ジェラシーくるみのぶったぎり!)を配信中。
初書籍『恋愛の方程式って東大入試よりムズい』をはじめ、仕事・恋愛・結婚・将来にモヤモヤを抱える25歳以上の生き方本「そろそろいい歳というけれど」も好調発売中。
恋愛や人間関係を分析するツイートが人気で、Twitterフォロワー数は約6.3万人。
noteのページもあります。
取り上げて頂いたのは、ジェラシーくるみさんの3冊目の著書でした。
はじめに
「普通」や「当たり前」の生き方、というものが崩れ去った、この潮目の時代。
当たり前などない、ということが今の当たり前になり、無限にある生き方の中で「多いほう」の波に乗っても幸せになれる保証などない、と証明されてしまった。
著名人の成功譚や苦労話ではなく、顔も本名も表に出ていない一般の人の、今日ここまでの道のり。
彼女たちの今までの選択の過程、人生の分岐点、重い決断の裏側、しのいできた苦境や葛藤の先につかんだ心地よい身の置き所と、生きるよすが。
第一章で、8人の女性のインタビューが載っています。
最後「CASE8」で、「楓さん」として登場させて頂きました。
CASE8 おひとりさまのゆるい連帯
囚われていた田舎思考
3年かかった離婚
築けなかったキャリア
心身の不調と子離れ
ランとの出会い
「長い人生」を生きる力
人間関係とコミュニティ
老後の住まいの選択
子どもをもつかの選択
アラサー世代へ伝えたいこと
「幸せ」の残像
「第二章 人生だいたい帳尻合わせ」では、
アラサー女性のリアルな「恋愛、結婚、仕事、子ども」観が、
語られています。
年頃になったら結婚する
結婚したら子どもをもつ
子どもが生まれたら仕事を辞める
多くの人に敷かれたレールがあったことは、
「幸せ」だったのかもしれませんね。
便利に、自由になることが「幸せ」とは限らない。
最後にこのように締めくくられています。
おわりに
価値観や感覚というものは、一体どこまでが「私個人のもの」であり、どこからが「社会や世間に思わされてきたもの」なのだろう。
彼女たちの生き様は教えてくれた。
自分の感覚を手の中に取り戻し、噛みしだき、心の声に誠実に答え続けることの尊さを。
それは人生の青写真を緻密に描く周到さや、崇高な目標を掲げる志の高さよりはるかに重要で、実践が難しい。
とはいえ、心の声に誠実に応え続ける術を、私はまだ知らない。
でも、わからないということがわかり、みんなも案外わかっていないということがわかった。わからないまま、なんとか手探りで行き着いた「ここ」を肯定できるようになった女性たちがいることを知った。
私たちは過去の「幸せ」の残像にしばられているのかもしれませんね。
その不自由さに気付かされました。
この本に一番励まされたのは、私でした。
出会えてよかったです。
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