受け身でも暮らせた時代から

私たちの親世代と私たち50代、
価値観がどう変わったのか?
考えてみたいと思います。

前回「家の住み替え」の話をしました。

特に親世代がどうしてこんなにも、今の「家」にこだわるのか?

怒られそうですが、、
「家」は、自分の価値観への「執着」そのものでは?
そう思うのです。


情報インフラの変化


私たち50代は、成長期を昭和に過ごし、
社会人初期平成を迎えました。
親世代幼少期から社会人生活のほとんどを、昭和に過ごしました。

昭和は、物質的な充実と進化の時代でしたよね。

今私たちが暮らす社会インフラの多くは、
1960年代(昭和35年~)につくられました。

明るい未来に、みんな目を輝かせていました。

FAXが一般に普及したのは1985年(昭和60年)頃からのようです。
昭和も最後の方なんですね。

1985年に電話機を始めとする端末設備の接続が自由化(端末の自由化)されると、中小企業や商店などで急速にファクスが普及し始めるとともに、パーソナルコンピュータなどのFAX内蔵モデムが登場する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%9F%E3%83%AA#:~:text=%E6%A9%9F%EF%BC%881975%E5%B9%B4%EF%BC%89-,%E6%AD%B4%E5%8F%B2,%E5%89%8D%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82

携帯電話は、一般的な普及は平成に入ってからです。

1990年代半ば(平成7年ごろ)より第2世代移動通信システム(2G)サービスが始まり、通信方式がアナログからデジタルへと移行した。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%90%BA%E5%B8%AF%E9%9B%BB%E8%A9%B1

PCの普及も、1990年代後半(平成10年ごろ)からのようです。

内閣府調査によるとパソコン普及率は1990年代前半までは10%台と一部専門家やマニアに限られた普及であったのに対して、90年代後半からはどんどん普及率が上昇し、2001年には半数を越え、国民に広く普及したことが解る。

https://honkawa2.sakura.ne.jp/6200.html#:~:text=%E5%86%85%E9%96%A3%E5%BA%9C%E8%AA%BF%E6%9F%BB%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%81%A8,%E6%99%AE%E5%8F%8A%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E8%A7%A3%E3%82%8B%E3%80%82

「生活様式の変化」はこちらでも書きました。

ちなみに私の母は、今84歳です。
平成元年を51歳で迎えたことになります。
PCの普及した平成10年ごろには、すでに引退していました。

「ネット社会」は、親世代は老後生活に突入してから
始まったのですね。


昭和の生活


それまでは、情報は新聞、雑誌、テレビ
テレビも家に一台しかありませんでした。
家族みんなでテレビを見るしかありませんでした。

ケータイPCの普及は、「個」の時代の始まりです。
自分で情報を取りに行く時代になったともいえます。

それ以前の親世代は、「個」としての考えを持つ、
行動をする発想さえなくても、不思議ではありません。

私の父は仕事から帰ると、ずっとテレビを見るか新聞を読むか。
それ以外のことは、ほとんどしていませんでした。

仕事も、この時代は体さえ丈夫で真面目であれば、
「あぶれる」ことは無かったのではないでしょうか?

誤解を恐れず言うなら
ある意味、とても楽だった時代でした。
受け身でも、充分幸せになれたのです。
決まった仕事をこなし、家族が維持できれば満足だった。
その象徴が「家」なのではないでしょうか?

そして、私の母の場合は特に田舎なので、
ご近所に近い年代のコミュニティがあります。


「自分の幸せ」はみんな違う時代に


かつては、みんなが決まった幸せを目指していた時代でした。
共通意識も持ちやすかった。

さて私たち。
時代は戻りません。

選択肢が限られていた昔の方が、幸せはわかりやすかった。
私たちが不幸になっているのではないのです。

便利になることは自由になること
自由になることは選択肢が増えること
選択肢が増えることは価値観が多様化すること
価値観が多様化すると、幸せの感じ方もそれぞれになる

自分の価値観「自分の幸せ」を探すときです。

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