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お互いに「楽しい会話」になるために

忘年会の季節になりましたね。
人と会う予定はありますか?
ところで、良い会話って
「面白いことをしゃべる」ことだと思っていませんか?
お互いに「楽しい会話」になるには、何が必要か?
考えてみたいと思います。


相談の仕事って


以前、「家と暮らし」相談アドバイザーという仕事をしていました。

家の話って、家族構成はもちろん、
お金があるとかないとか
場合によっては、
独立した子供が未婚か既婚か結婚しそうか、
関係が良いかどうか、
親の年齢、介護が必要になりそうか、
兄弟仲は良さそうか、などなど。。
いろいろ情報が必要です。

たとえば、今住んでいる家が古くなっていて、
頑張って維持し続けても将来子供が住むことはなさそう、とか。
親の相続がもうすぐ発生しそう、など。
相続は、起こってからでは遅いことがありますから。

唐突に聞くと、警戒心が高まるので、
なぜその質問をするのか、どんな可能性があるの
説明する必要があります。
しかし、可能性はたくさんあるので、
話を広げすぎると、本来の話から焦点がぶれてしまいます

また、個人情報をさらして不快にならないよう
何かしら有益な話はしたい、ということも気にします。

そんな「思惑(笑)」がありつつ、
できるだけ「話しやすい雰囲気」を作る。

この、「話しやすい雰囲気」作り
初めて人と会う時とか、普段の飲み会とか、
もしかしたら家庭生活でも、大事なのかもしれませんね。

相談員の仕事をしていた時、
接客やコミュニケーションの講座をいくつか受けました。
その中で印象に残ったことをお伝えしたいと思います。


聴き上手は好かれる


初めての人と会うのが苦手。
そんな人は「上手く話さないといけない」と思っていませんか?

知らない人と打ち解けられるか、会話が弾むか。
これには、「聴く」ことの方がよほど大事とのこと。

会話って「しゃべる」人の方が、満足度が高いです。
飲み会なんかでも、いっぱいしゃべった人が「楽しかったー」となります。

あなたがもし
「今日の飲み会つまらなかったな」と思ったら、
その分相手は満足していたりします。

講座で、印象に残った言葉がありました。

「しゃべらせればしゃべらせるほど、
相手は勝手に自分のことを好きになる。」

聴き上手かどうかで、「モテ・非モテ」に別れたりします。
私の友人(女)で「超モテ」の人がいましたが、
顔やスタイルではない(失礼!)
とにかく話を聞くのが上手でした。

逆に言えば、「聴くスキル」だけで
「非モテ」脱却できるかもしれませんよ。

奥さんとのコミュニケーションがうまくいっていない人も
やってみましょうね(笑)


「聴く」人が、話の流れを作っている


講座では、こんな話もありました。

人は「聴く」ということについて、教わったことがない

誰かに会う時に、「今日は何をしゃべろうかな」とは考えるけど
「何を聴こうかな」とは考えない、と。
しかし、会話の流れは「聴く人」が作っている、と。

この「聴く」スキルは「気にする」だけで、
簡単に身につきます。


「聴く」姿勢


まずは聴くときの「姿勢」です。

たまに、自分が話すときは夢中になって話すけれど、
人が話すときはまるで「聴いていない」という人いませんか?
ほんとに聴いていない人は論外です。
ご退場願いましょう(笑)
しかし、聴いているのだけれど、そう見えない人がいます。

人は思考する時、視線が上を向いたり、下を向いたりします。
これは仕方ないのですが、ずっとこれ(笑)
「上の空」に見えます
一番悪いのは、首をかしげて斜め下を見る
これ「拒絶」です。
やっていませんか?

嫌われますよー(笑)

体を相手に向けてまっすぐにする
顔だけでなく、肩から向けるイメージです。
そして、時々目線を合わせる
これだけです。


ペースを合わせる


次は「反応」です。
全く相槌がなく、じっと見られていても話しにくいものです。
かといって、相槌のやたら早い人もいますよね(笑)。
「聴いてないでしょー!」と。

自分がどんな「相槌の打ち方」をしているか
気にしてみましょう。

基本は「相手のペースに合わせる」です。


しゃべり続ける人


ずっとしゃべり続ける人っていませんか?

そもそも勘違いしている人、多いんですよね。
「私のことを知りたいんでしょ?」と。

いいえ、あなたに興味があるわけじゃありません。

こういった人の話には、終わりがないのです。
自分のことを「わかって欲しい」のが人間ですから。
気をつけましょうね。


会話に空白を作る


とはいえ、何も自分のことを明かさないのも話が弾みません。
ひとつ、だれでも出来る簡単な方法があります。

話には必ず「終わり」を作りましょう
当たり前(笑)

そして、終わったら「沈黙=空白」を作ることです。

会話の「沈黙」が気まずいと感じる人は多いですよね。
恐怖にさえなります。
しかし、これも「慣れ」です。
慣れると、リラックスして人と会話できるようになります。

私も、相談員の最初の頃は、
お客さんとの会話で、沈黙ができると焦りました。

焦るのは「何かしゃべらなきゃ」と思うからです
でも、相談員の仕事はしゃべることではなく「聴くこと」です。
会話の沈黙相手が「考える時間」です。
相手を「待つ」ことも意識しましょう。


マイクは順番に回すもの


この沈黙は、相手にマイクを渡す行為です。
相手が、今の話について話したい、もっと聞きたい、
話を切り替えたい、もしかしたらそろそろ帰りたい。。
選択ができます。

また、会話って「やりとり」ですよね。
やり取りしながら会話が展開していくと、
お互いに楽しいですよね。

自分が何かについて話したら、
「あなたは?」と聞きましょう。
マイクを順番に回しましょうね。

こう書いてみると、簡単なことばかりですよね。
しかし出来ているか、気にしてみましょう。
私も気を付けまーす!

急にお誘いが増えるかもしれませんよ(笑)

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