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「気にしない」スキル
先日ある人と話していて、気づいたことがありました。
「気にしない」ことも、今の時代大切なスキルなんじゃないか?
今日は「気にしない」スキルについて書いてみようと思います。
ひょうひょうとした人
先日、ある人の話を聞いて、
「私なら嫌になっちゃうかも。かなりへこむんじゃないかな。」
と思いました。
「とんでもない人」と関わりが出来てしまい、
色々と面倒なことがあったという話でした。
でもその人は、まったく愚痴っぽくなかったのです。
「迷惑をこうむった」「被害にあった」スタンスでもなく。
とってもひょうひょうとしていたのです。
こういう人って、たまにいるよね。。
人はラッキーなことばかりでも、
アンラッキーなことばかりでもない。
また、情報過多の時代です。
どうでも良い「ネガティブ」な情報も、山ほど入ってきますよね。
アンラッキーなことやネガティブ情報を気にしない、
早く「忘れる」ことは
生きるスキルなのかも知れません。
脳はネガティブなことを記憶する
今読んでいる「脳を鍛えるには運動しかない」
脳が本来、いかに「ネガティブなことを記憶しやすい」かが
書かれています。
ストレスとは
まずは、「生物学的」なストレスの定義について、
このように書かれています。
ストレスを定義し直す
ストレスは、社会的ストレス、肉体的ストレス、代謝性ストレスといった具合に、慢性のものから急性のものまで、その形や大きさもさまざまだ。
原因のことなのか、症状のことなのかを区別しないまま、その言葉を使っている。
ストレスという言葉がさまざまな意味で使われるのは、その感じ方の幅が広いせいである。
気が張っているという程度のものから、人生のごたごたにすっかり打ちのめされているというものまである。
突き詰めれば、ストレスは体の均衡を脅かすものだ。
体はそれを克服するか、それに順応しなければならない。
椅子から立ち上がることをストレスのもとだとは思わないし、そうしたからといってストレスは感じないだろう。
けれども、生物学的に言えば、それも間違いなくストレスなのだ。
フランス語を習うことも、知らない人に会うことも、そして筋肉を動かす動作の一切も、脳に負担を強いる。脳にしてみればストレスはすべて同じで、違うのはその程度だけなのだ。
私たちが普段使っている「ストレス」というのは
「外的要因」を指すことが多いのではないでしょうか?
しかし生物学的には、「ストレス」はあらゆる脳の反応を言い、
克服するか順応するしかない、ということです。
ストレス免疫をつけよう
今日では、進化がはぐくんだ人間の生態と、社会環境との差は開くばかりだ。私たちはライオンから走って逃げなくても良いが、今もその本能は抜けていない。
ポイントはどう反応するかだ。
慢性のストレスを感じると、脳は同じパターンにはまり込む。
その典型が、悲観、恐怖、引きこもりなどだ。
ストレス反応は人間に備わった「本能」だということです。
その本能は、今の社会環境には適応していない、ということ。
そして慢性ストレスは、脳が同じパターンに陥り、
悲観や恐怖などを引き起こす、ということです。
心の健康維持については、こちらでも書いています。
警報システム
生き延びたいという原始的な欲求が引き起こす体のストレス反応は、
進化のたまものであり、それがなければ私たちは今ここにいない。
余分なものをそぎ落とすと、人間にもともと備わっているストレス反応は、
・危険に集中する
・反応を起こす
・将来のためにその経験を記録する
という三つに絞られる。
ストレス反応は、進化のたまものである。
私たちが生き延びてきた「知恵」ということです。
「脳が、危険を察知し、その経験を記憶する」
これは、「ネガティブなことほどよく記憶する」ということです。
こういうものだということですね。
ライオンから走って逃げなくてよい時代に
社会生活の中で、自分の「本能」をどうコントロールするか?
ここに注力すると良いかもしれません。
「危険を記憶に刻み込んだ」と納得したら(笑)
忘れましょう。
そうすれば、ネガティブなことに引きずられ
無駄な時間を費やさなくて済みます。
現代社会におけるスキルです。
習慣化したいですね!
最後までお読みいただきありがとうございます。
※本の主題「脳を鍛えるには運動しかない」については、こちら
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