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物件探しと婚活は似ていると思った話:不動産購入のイロハ⑥

友人の家探しを通して、「不動産購入のイロハ」をレポートしています。
今日は物件を見ていく中で感じたことを書いてみたいと思います。

前回の記事はこちら


婚活の難しさ


友人と、実際に物件を見て回っています。
友人には気に入った物件を見つけてほしい。
ここに住みたい!という気持ちで物件を決めて欲しい。

でも現実はなかなか難しいものかもしれませんね。

なぜなら、
物件には必ず「良い面」と「悪い面」があります
人は「良い!」と思っても、必ず「これで良いのかしら」と迷い、
「悪い面」も吟味しなくちゃと思うものなんですよね。
慎重な人ほどそうです。

そして、物件を見ていくたびに、
それぞれの「良い面」がインプットされていきます。

あの物件は駅近で、回りの雰囲気も良かった。でも値段がね。
あの物件は日当たりが良かった。でも間取りがイマイチだった。
あの物件は新しくてきれいだった。でも目の前の建物が近かった。

これって「婚活」に似てるな、、と思いました。
私も少しだけ婚活していた時があるんです(笑)
正味半年くらい、婚活パーティーに出ていました。

ちょうどこの頃。
人生の、路頭に迷っていた時期です(笑)

婚活の話はまたの機会として。。
パーティーでは、女性と仲良くなることが多くて、それはそれで面白かったのです。
女性グループだけでその後飲み会なんかやっていました。
女性の方が、話面白いんですよね(笑)。

婚活女子たちの話と、私自身の実感から、
私は早々に婚活市場から退散したのでした。


どんどん要求は上がる


あの人は話が面白くて楽しかった。でも性格がね。
あの人は見た目めちゃくちゃタイプだった。でもお金がなかった。
あの人はお金があって穏やかで安心感があった。でも楽しくない。

今までの人の「良かった面」が付け足され、
次に会う人へのハードルは、どんどん上がります。

話が面白くて楽しくて、性格の良い人が良い。
見た目がタイプで、お金のある人がいい。
お金があって穏やかで安心感があって、楽しい人が良い。

「もっといるんじゃないか」と思わなければ、
モチベーションがもちませんからね。

「この辺で妥協するか」は、今までの努力が無駄になる気がする。
この辺で妥協するくらいなら、前にもっと良い人はいた!と。

これ、誰もがそうなる!
キリないし、決め手もないし、無理だわ(-_-;)
そう思いました。


出会いは一期一会


「出会い」は一期一会です。
目の前に並べて選べないんですね。
この機を逃せば、目の前の人ともう会うことはない。
あとで「やっぱり」はないんですよね。

物件も同じです。
全て条件は違い、対象は入れ代わり立ち代わり変わります


雲をつかむような話


婚活の場合は、男性は世の中にたくさんいる。

最初に「この10人しかいません」みたいな
「比較の範囲(笑)」が分かればいいんですけどね。

見た目ステキでお金もあって、
コミュニケーション能力も高く、一緒にいて楽しい人

そういう人は最初からこの場にいません。
なぜなら、そういう人はちゃんと結婚をし、結婚を維持できています。
(あ、反感買うーー 笑)
こういう見極めは、大事ですよね。

物件探しで言うなら、
「全て条件がそろっていたら、あと1000万する」。
物件の値段は、条件の組み合わせで決まっていますから。

とはいえ、定価の決まっているものではないので、
「もしかしたらめちゃくちゃ良い物件あるかも」と期待してしまう。
絶対ないとは言えない
そこが婚活に似ている(笑)

でも、現実的か?
その確率に見合うだけの時間と労力を費やし続けるのか?


選択の範囲を「見える化」する


物件探しが、婚活と違う点はデータが取れるところ(笑)。

絶対に外せない条件から絞ると、対象物件は「この範囲」になる
と想定してみました。

エリアはほぼ2駅に絞られています。

必須条件として、まずは「ペット可」
今飼っている犬は必ず連れていきますから。
築15~6年以内のものは「ペット可」が多いです。
しかし築浅になるので値段は高い。

・築浅ペット可→予算に入るもの少ない
・築古ペット可→物件自体が少ない

さらに、今回二人住まいなので、面積は狭めで良い。
築浅は、郊外という特性から広めのファミリータイプが主流になり、
相場4000万円台と予算大幅オーバーです。
「築浅ペット可」予算に入るものは、「かなり」少ないと予想できます。

築古に関しては、階段や段差のある物件が多くなります。
これらも、お母さんの今後の生活を考え、除外です。
すると、「築古ペット可」さらに少ないと予想できます。

さらに駅近いもの、、
情報を出し、今後「売りに出る」可能性もイメージしてみます。

そんな中、今回良い物件がありました!

約60㎡、築3年と新しく、駅徒歩9分。
予算より少しだけオーバーの3280万です。

友人の所感
<良い点>
・ほぼ新築で内装もきれい
・間取りもストレスなく良い
・南向き
<イマイチな点>
バルコニーから見える前の建物が近い
駅徒歩9分は母の脚では遠い 
・スーパーなども10分圏内と遠い

実はこの物件の前に駅徒歩5分のマンションを見ていたんです。
場所は良いけど、日当たりと間取りがね、、でした。


両立しない条件の整理


ここで「前の建物が近い」について考えてみます。

友人の希望は、災害時にEVを使わなくても良いように「下の階」でした。
また、幹線道路沿いなどの大規模マンションは、
今までと環境が違い過ぎるからイヤ、でした。

大規模マンションは、広い道路に面したり空地が多くなるので、
隣とは離れます。
しかし友人は、駅近い住宅地のこじんまりしたマンションが希望でした。
すると、どうしても隣は近いのです。

そして希望通り、もっと駅が近かったら
駅が近いということは商業地に近くなります。
建物も高いものが建ちます。
周辺が高い建物だと、「下層階」はより閉塞感があり、
日当たりも悪くなります。

今回のマンションの「隣との近さ」は、
「実際、これ以上は望めないだろう」という、
わたしから見たら好条件のものでした。

そもそも両立しない条件を求めているのですね。
そして、実際は「良いほう」なのに、もっと理想を求める。
婚活にもありがち(笑)

そして同条件の物件が、もし徒歩5分内にあったら
間違いなく予算オーバーです。

ちょうど条件のすりあった、奇跡に近い物件なのよ!

さてさて、どうなることか。

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