エディンバラに行く前に知りたいこと個人的まとめ
前回エディンバラ旅行のお金事情や宿泊について書きました。
今回は撮った写真とともにエディンバラについてまとめていこうと思います。
まずエディンバラは個人的にかなりおすすめです!
時間はかかりますが、行く価値のあるところだと思います。
ヨーロッパの街並みが好きであれば本当に行くべき街だと思います。
エディンバラってどこ?
エディンバラはチェコのプラハ同様に街が世界遺産に登録されている歴史ある街です。
地図のとおりイギリス(正式名称:グレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国)のなかの1つの国
エディンバラより少し下あたりからイングランドです。イングランドの左下あたりにウェールズがあり、左側の島に北アイルランドがあります。それらの4つの国が合わさってグレート・ブリテン及び北部アイルランド連合王国と言うのですが実際に行こうと思うまではだいぶあやふやでした。
というのもやはりイギリス=イングランドというイメージが強く、スコットランドも同じ国だと認識してはいたものの正直おまけくらいにしか考えていませんでした。(そんな人がいるから独立したくなるんですよね)
エディンバラってどうやって行くの?
今のところエディンバラへの直行便はありません。
今回のロンドンまで飛行機に乗りキングスクロスから列車で行く方法やロンドンからの飛行機で行く方法もあります。
ヨーロッパのハヴ空港であるヘルシンキや中東などから乗り換えて行く方法もあります。
しかしどれも20時間近くかかってしまうので覚悟が必要です。(予算はトップにあるnoteから参照ください。)
それらの手段の中でも個人的には列車がおすすめです。
おすすめする理由として、新幹線のような早い乗り物ではないので約600kmの道のりを5時間近くかけて移動するのですが、丘陵地や広大な地を眺めることが出来ます。まるで世界の車窓からを体験している気分です。
しかし列車のプラットフォームは20分前にならないとわかりません。しかも多すぎます。なので皆さん自分のはどこかと必死で探します。
地下鉄やバスなどは時間通りに来ないのにこの列車は定刻通り出発するので注意です。
ちなみにエディンバラ発の列車が出るキングスクロス駅は、ハリーポッターの9と3/4番線のモデルとなった駅です。まさに映画のままの世界です。
エディンバラの歴史
まずスコットランドについて
イギリスの中の4つの国のうちのひとつで1707年にイギリスにの一部となりました。
しかし、未だに仲があまりよろしくありません。イギリスのEU離脱後もスコットランド独立運動で騒いでいます。(2020年2月現在)
というのもEU離脱で騒いでいたころスコットランドでは残留派が62%いたそうですが、イギリスは残留派48%という結果でした。そもそもの考えが1707年から違ったのではないかと思います。
スコットランド人にイギリス人というと嫌な顔をされるそうですが、この数字を見てもなんとなくわかります。
スコットランドと言えばネッシーを思い浮かべる年代の方も多いのではないかと思います。スコットランドは主に「ハイランド地方」と「ローランド地方」で分かれており、エディンバラやグラスゴーはローランド地方に位置します。
ハイランド地方は自然豊かな地方なのですが、自然豊かというレベルではなく、壮大すぎる自然があります。次行くときはそちらにも足を延ばしたいですね。
ちなみにスコットランドでは4つの紙幣があります。
(残念ながら3枚しか集めれませんでした。)
理由としてはイングランド銀行に納得いかなかったスコットランドが3つも銀行を作ってしまったからです。
(例)日本銀行・東日本銀行・西日本銀行みたいな感じです。
スコットランドの紙幣はイングランドでも使えますが、偽札じゃないかと疑われるそうです。若い店員しかいないお店では注意が必要です。
エディンバラについて
エディンバラはスコットランドの首都ではあるのですが、エディンバラから1時間ほど移動したところにあるグラスゴーが第一の都市となります。
しかし、エディンバラが行政の中心となるので首都というわけです。
アムステルダムとハーグのような関係でしょうか(アムステルダムについては近日更新)
18世紀のディンバラはヨーロッパで一番人口密度が高く、そのわりには衛生面が発達していなかったためにペストという病気が蔓延しました。
というのも当時のエディンバラでは上流階級は上に住み、貧しい人々は下に住んでいました。衛生面が発達していなかったので当たり前のように汚水などが下にたまってしまったのです。そこでペストが広まらないようにと下に住む貧しい階級の人々ごと埋めてしまったのです。
そんなことから今でも「ホラータウン」と呼ばれるエディンバラですが、第二次世界大戦時は工業都市ではなかったために戦争の被害はなく美しい街並みと残酷な歴史を色濃く残しています。
ちなみにエディンバラはシャーロックホームズのコナン・ドイルやハリーポッターのJK・ローリングなどを輩出してします。文学的です。
エディンバラを歩いてみて
エディンバラを歩いてみたかった理由は
なんとなく硬派なイメージがあり、哀愁と渋さと知的さを持つ街のイメージから落ち着いた街歩きが出来るのではないかと思ったのと、「ワンデイ」という映画の冒頭でエディンバラが出てくるのですが、そのシーンは夜明けのシーンでとても街が美しく、いつかは自分の足でこの地を歩きたいと思っていたから。
実際に歩いてみるとイメージ通りの美しさで街全体どこをあるいてもファンタジックでファンタスティックでした。
トランプがばらまかれている街って何?
エディンバラには細い小路がたくさんあり、抜けるとちょっとた広場があったりと本当に迷路のような街なのです。しかし、広すぎることもなくすべて徒歩で回れるような広さとなっています。
新市街・旧市街
エディンバラは新市街と旧市街そしてウエストエンドといった分かれ方をしています。
なぜ新旧で分かれているかというと、18世紀に人口が増えすぎたことによって新しい居住エリアの建設が必要になったためです。
そのために新市街は家が多くありいかにも居住のためのエリアといった街になっています。
ウエストエンドもありますが、基本的には新市街と旧市街があるといった認識でいいと思います。
それではまず旧市街から
旧市街は先にも書いた通り迷路のような街です。
全ての道がエディンバラ城に続くようになっているのでエディンバラ城を起点に歩くのがいいかもしれません。
旧市街の中心エリアから少し離れるとホリルードパークなどがあり付近には住宅街があります。
ホリルードパーク付近で朝のランニングをしていたのですが、ウサギがいたり鳥のさえずりが木々から聞こえたりと自然と共存しているんだ。と朝から感動しました。
そして新市街
何となくではありますが、小路と坂が多い旧市街に対して新市街の方が道が広く緩やかな印象。新市街といっても200年以上の歴史があるので、建物には趣があります。
日本で200年というと明治時代とかになるので、そんな時代にこんな美しい街並みを作ったとはヨーロッパの美的センスはどうなっているのでしょうか。
新市街はファストフード店やお土産が買えるお店が多く、買い物をしたいのであれば新市街が断然おすすめですが、エディンバラは買い物目的で来ると思った通りの買い物ができないので、1時間程使ってグラスゴーに行くことをおすすめします。
エディンバラは買い物では得られないものが詰まった宝箱のような街なのです。
観光としてのエディンバラ
エディンバラといったらエディンバラ城でしょうか。存在感がすごいです。
ちなみにエディンバラは要塞都市と呼ばれているのですが、過去に26回も包囲されていて何度もその危機を乗り切っているのです。
その侵略回数は世界一と言われています。
エディンバラ城内は建物の中に入るといった感じではなく、丘の上ということもあるのでかなり風が厳しいです。冬は防寒をしっかりしないと心身ともにやられます。
写真が撮りたくなるほどの街の美しさ。
「せっかく来たから撮ろう」といった感じではなく、エディンバラは本当に美しいから撮るのです。
主な観光地は旧市街側にあります。
・エディンバラ城
・カールトンヒル
・ホリルードパーク(アーサーズシート)
といってもこの程度です。
しかし旧市街は街全体が世界遺産です。観光地を回るというよりも街を味わい尽くす歩き方をおすすめします。
しかし冬のヨーロッパは太陽が顔を出すのは本当に一瞬です。
夏場は太陽が20時くらいまで出てているみたいですが、冬場はやはり短いです。4時を過ぎるとほぼ真っ暗になります。(日本とあまり変わらない?)
となると夜の散歩が楽しくなってくるのではないでしょうか。
夜+スコットランド=ウイスキーです!
しかし、歩かないといけないのでビールメインで飲んでしまいました。
実はエディンバラは地元のブルワリーもあるのでビールも大変美味しいです。
このスコッチエッグはハギスというスコットランドでは伝統的で一般的な食べ物を用いたものです。
ハギスとはウインナーのようなものですが、ウインナーのように腸にお肉を詰めるのではなく、羊の胃袋に心臓や肝臓、肺などの内臓をミンチにして詰めた食べ物
文章だけではとてもグロテスクですが、そんなこと知らずに食べればとても美味しくいただけます。ハーブやコショウなども入っているので味も問題ありません。
夜の散歩をすると街の違った表情が見えて好きなのですが、ヨーロッパは怖いイメージが強い…しかし、エディンバラは安心して歩けました。
おいおいこれはどういうこと
写真撮ってさまよっても結局エディンバラ城につくんだからエディンバラすごい!
こういう光景見るとどこの国も同じだなって思うのです。
ライトに照らされる石畳がきれいじゃないですか?これもヨーロッパの美しさだと思います。
最後に
エディンバラでは「日本が好きでいつかは行ってみたい」「アニメを見て勉強している」「大学では日本語を学んでいる」といった現地の方が多かった。
しかもみんな温かい。
店員さんから「そのカメラいいわね」なんて言われたりして嬉しかったし、何となく英語が出来ている自分の成長にも嬉しく感じた旅行でした。
いやでも冬だからめっちゃ寒かった。
次はハイランド地方とかウェールズ、北アイルランドにも行ってみたいと思えたいい旅行でした。いや、旅でした。
\旅という考え方についてはこちらもどうぞ/
では!
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