〈ファイブ・フィート・アパート(FIVE FEET A PART)〉切ないラスト・・・
ファイブ・フィート・アパート(原題:FIVE FEET A PART)を観ました。
〈作品概要〉
作品名:ファイブ・フィート・アパート(FIVE FEET A PART)
監督:ジャスティン・バルドーニ(Justin Baldoni)
制作国:アメリカ
劇場公開日:2019年(日本国内劇場公開なし)
上映時間:116分
ジャンル:恋愛
〈あらすじ〉
生まれつき嚢胞性線維症という難病を抱える少女ステラは、幼い頃から病室で暮らしている。持ち前の明るく社交的な性格で、看護師や他の患者とも仲が良く、自らの病とも前向きに向き合っているように思える一方だが、病気により死んでしまうことも覚悟をしている。そんな中、ステラは彼女と同じ病を抱えた少年、ウィルと出会う。ステラは治療に不真面目なウィルのサポートを行い、日々のコミュニケーションの中で2人は段々と惹かれあうが・・・。
〈ADI Score〉・・・映画のスコアを作品ごとの項目に分けて採点
感動度:★★★★★
切ない度:★★★★★
大切な人と見てほしい度:★★★★★
おすすめ度:★★★★★
〈感想〉
患者同士の感染防止のために、お互いが6フィート離れていないといけないというルールの中で、『愛する2人はどれだけ相手に触れたくても触れられない』というなんてもどかしくて切ない設定・・・。視聴中はどこもかしこも目頭がうるっとするようなシーンばかりで、涙袋がからっからになった。
もし、いま恋人でも家族でも友人でも、愛する人が愛を伝えられる距離にいるなら、愛する人にたくさん触れてほしいと強く思ったし、愛を伝えるにはスキンシップがどれだけ大事かを実感できた作品だった。
以下ネタバレあり
本来は嚢胞性線維症の患者同士、6フィート以上(約180cm以上)離れないといけないが、ステラの「30cmくらい許してよね」という提案により、ビリヤードのキュー約5フィート(約150cm)をウィルと会うときは持ち歩き、病院を散歩したり担当医に嘘をついてプールに行ったり・・・。普通の17歳の男女のような恋愛ができない2人の、もどかしさや「触れたい」という強い気持ちがうまく表現されていたと思う。
ラストシーンでは、新薬が効かず余命が短いことを知ったウィルが、自らの死によりステラを悲しませないためにステラのもとを去るのだが、ステラにプレゼントしたスケッチブックに描かれたポーやステラのイラストが、ウィルの闘病生活を少しでも明るくしてくれた大切なものだということが伝わってきて、非常に切なくなった。
もしも今、近くに愛する人がいるなら、抱きしめて愛を伝えてあげてほしいです。それをやらなかったことで必ず後悔するから。
あ〜儚い映画だった・・・。
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