心が寂しい時は本の世界へ

日々の生活の中で突然心がネガティブな感情に支配されることがあります。

その時の感情を言語化しようとすると、「寂寥、焦燥、孤独」というはっきりしいないレベルでしか表現ができません。

そんな時は何をやってもしんどい。

かといって、何もせずにぼーっとすると余計な事ばかり考えて仕方がない。

だったら何かしようと
参考書を開いても心定まらずに集中できない、
それならと、SNSを開いても心が乱れる原因が無数に転がり安心できない
いつもは楽しいFGOなどのゲームを起動しても集中できない

そういう時は

スマホ、PCを閉じて、本に手を伸ばす。

孤独の友、本。特に小説などの物語。


一人で集中して本の世界に入り込む。

物語系の小説などなら、登場人物に感情移入をする。

そうすると、登場人物たちが静かに、でも確かに自分の心のそばにいてくれるように感じる。

自分以外の他者を感じるけれど、自分の読むペースでしか関わってこない。

何か劣等感などを刺激されるようなことがあっても、「物語の中だから」とSNSで劣等感を刺激されるときとは違う対応が自然とできる。

気が付くとネガティブな気持ちはゆっくりと霧散して、
心はネガティブな感情よりも、次のページが気になるように。

そうしたらしめたもの。

名残惜しいけど本を閉じて、やるべきことに目を向ける。

さっきは落ち着かず、取り組めなかった事にも集中できるように。

心がざわついたときの本は、真っ暗な夜の海の灯台に似ている。
一人だと思った心(船)を陸地へと導いてくれる。
安心できる陸にたどり着いた船は翌朝には明るい海へと、目指すべき地に向けて漕ぎ出せる。

これから身近に灯台をもち続けたい、そう思った夜でした。

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