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読書まとめミニ『孫子の兵法』

『図解でわかる 孫子の兵法』クリエイティブ・スイート

『強くしなやかなこころを育てる! こども孫子の兵法』齋藤 孝 監修


概要

ビジネスにも活かせると評判の『孫子の兵法』を学びたいと思い、図解本とこども向け本の2冊を読んでみました。

孫子が理想としたのは、必勝ではなく不敗です。最も有名なフレーズ「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」からも、勝つことよりもピンチに陥らないことを重視していることが読み取れます。

覚えておきたいことを3つ、声に出して読みたい書き下し文で抜粋しました。

① れ兵の形は水にかたど

戦いでは、水のようにあれ。水の特徴は3つ。
・地形や環境に沿って柔軟に動くこと
・湖面の静けさと濁流の激しさの両面があること(風林火山も同じ考え)
・絶えず流れて変化しつづけること

② 兵は拙速なるを聞くも、未だ巧久なるをざるなり

未完成でもすばやく動いた方が、時間をかけて完成させるよりもよい。相手よりも先に要所をおさえることが特に重要。
ビジネス視点だと、ドラフト版でもいいからひとまず依頼元に資料を提出して反応を見たり、返答に時間がかかりそうならまずそれだけ返答しておいたり、という教えに似ている。

③ 勝つべからざるは己に在るも、勝つべきは敵に在り

まず負けない努力を自分でやって、勝てるかどうかは相手次第。どうにもならないことよりも、どうにかなることをきっちりやる。相手を見て、勝算がなければ逃げる。
プロ野球監督 野村克也さんの座右の銘といわれる「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」にも通じる。



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いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。