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読書まとめ『新NISA徹底活用術』→投資をきっかけに「どう生きたいか」考える

『新NISA徹底活用術 大改正でどう変わる?』竹川 美奈子



一言で言うと

投資をきっかけに「どう生きたいか」考える



概要

新NISA、もう始めてますか?


本書は、2024年からスタートした
新NISA についての解説書
です。

まだ NISA 口座を作っていなかったり、
旧NISA 口座はあるけど活用していなかったり、
といったレベル感の方がターゲットだと思います。


新制度開始から 2か月半が経ち、
日経平均株価の最高値更新もあって、
株式投資に注目が集まっていますね。

神改正だと話題になっている新NISA ですが、
制度を正しく理解しなければ
その恩恵も限定的
になってしまいます。

私も旧NISA で投資を始めたばかりの時は、
典型的な行き当たりばったり投資で、
非課税の恩恵もよく理解していませんでした。

制度が変わったタイミングは絶好の機会なので、
本なり動画なりで新NISA について
しっかり学んでおきましょう。


本稿では、私がやらねばと思ったことを 3点共有します。

何に・いくら投資するかなどは大した問題ではなくて、
結局は「どう生きたいか」が重要ですね。


書籍の内容をもとに、私が考えたことを記載しています。
誤認識が含まれる場合がありますのでご了承ください。
投資は自己責任で。


① ライフプランを更新する

以前作ったライフプランを
定期的に見直したい
と思いました。

ライフプラン表とは、
将来のライフイベントや収支・資産額を
時系列で表にしたもの。

私はFP試験の学習をしていた時に作成し、
次女が生まれたときに更新しましたが、
その後は更新できていませんでした。

自分の価値観や社会情勢の変化に合わせて、
四半期ごとのタイミングで更新して
生活を見直す
ようにしたいと思います。

妻との認識合わせも行う必要がありますね。



② 自分の投資方針書を作る

安易な利確・狼狽売りへの対策として、
投資方針書を作る
ことが勧められていました。

投資信託の目論見書のような、
自分の資産の方針やポートフォリオを
明文化したものですね。

具体的な項目としては、
以下が挙げられていました。

  • 目的

  • 運用方針

  • 運用方法

  • 配分

  • 商品

  • チェック方法

私の場合は、月末に各資産を棚卸して
資産額と配分を確認していますが、
リバランスの基準は定めていませんでした。

あれこれ悩んでしまわないように、
明文化した基準
を設けようと思います。


投資先を選ぶ上では、
事業やビジョンに共感できるか
も重要になると考えています。

個人資産を増やすことももちろん大切ですが、
専業・機関の投資家ではないので、
感情が入る余地をあえて残してもいいかなと。

投資を通じて私が解決に貢献したい社会課題は、
食糧・防災・通信インフラの 3つです。

それらの分野への投資額が一定の比率を下回らないよう、
購入済み銘柄への買い増しも検討したいです。



③ 旧一般NISAの出口戦略を考える

旧一般NISA で購入した投資商品は、
期限いっぱいまで保有し続けるだけでなく、
早めの売却もちゃんと検討する
ようにします。


基本的には長期保有したいところですが、
旧NISA の場合、売却のタイミング次第では
デメリットもある
ため。

旧一般NISA の非課税期間(5年目の年末まで)が終了すると、
その投資商品は課税口座に移され、
非課税期間終了時の時価が取得価額となります。

そのため、非課税期間終了時の時価が
旧NISA での購入価額を下回っていると、
その後売却益が出たときに余計に
課税されるような形になってしまいます。

また、旧NISA で売却損が発生しても、
特定口座での売却益との損益通算ができません。

https://kabu.com/kabuyomu/money/530.html


旧一般NISA での 5年間の非課税期間は、
長期投資というには短い
ものです。

その間に値上がり・売却すれば非課税メリットがありますが、
配当金への非課税メリットもあるので、
早すぎる売却ももったいない。

値下がり時のデメリットも考慮し、
売るタイミングの見極めが必要になってきます。

その点、新NISA では非課税期間が無期限になったので、
長期投資しやすくなり、売却のタイミングを自分で
コントロールしやすくなったとも言えますね。



関連する投稿

旧一般NISA で投資している商品を
保有し続けるか売却するか考えるにあたっては、
売却の損益とか非課税メリットとかではなく、まずは
「永久保有する価値が感じられるか」から考えないとですね。



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