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【学研まんが】香料のひみつ オススメ度:★★★★(1〜5)

テーマ

香料・香りに特化してはいますが、香料が活躍する場面は意外と広かったです。古くは宗教的な供物として香を焚き、現在では食べ物や日用品に幅広く使われています。

実用性

「使われ方」の解説は多いものの、「使い方」の解説には乏しい印象です。「使い方」を掘り下げていったら、アロマセラピーとかだけで1冊作れそうですからね。

ストーリー

男女主人公の学校の帰り道で急に犬型自律ロボットPF1が現れ、唐突に香りの勉強が始まります。さらに、ロボットが作られた研究所の人と仲良くなり、香料の作り方を教わります。土日や長期休暇ではなく、平日の放課後に3日連続で研究所に通うスタイルは珍しいですね。

男の子主人公がおっとりメガネキャラで、学校でからかわれた女の子主人公を気遣う描写が見られます。エピローグでも同じようなことをしていますが、そもそも女の子主人公が悩んでいるとか自信をなくしているとかいった描写がなく、なんだか下心を感じてしまいました(ダメなオトナ)。

ファンタジー

犬型自律ロボットPF1が導入を担当。香りの研究用に作られているだけあって、香りを可視化する特殊能力を持ちます。主人公たちが使っているシャンプーの銘柄を言い当てる能力も。また、お約束のタイムスリップや体内旅行は、バーチャル体験として行います。そのためにわざわざ河原に行く謎のリアルさ。

PF1には幸福感を計測する機能がついており、よい香りを嗅いだり、主人公たちに会ったりするとメーターが上昇します。ただ、その数値でどうこうするわけでもなく、なんのための機能だったのかはよくわかりません。開発者が「ちょっと凝っちゃった」と言っているとおり、お遊びの機能なのかも。


一行知識

バナナの香りは、ほとんどの動物から好まれる。



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いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。