【講談社 まんが社会見学】かちわり氷 オススメ度：★★★★(1〜5)
前置き
学研まんがレビュー100冊を達成し、
毎週更新から不定期更新にすることにしましたが、
実は、まだ読みたいものがあります。
それが、講談社の「まんが社会見学」シリーズ。
学研のひみつまんがシリーズとはライバル関係ですね。
スポンサー企業の存在、紙面の構成・ボリューム感、
図書館・学校への寄贈など、共通点は多数。
チョコレート や インスタントラーメン など、
学研と全く同じテーマのものもあります。
共通点が多い一方で、
まんが社会見学シリーズは
学研よりもポップなつくりだと感じました。
具体的には、下記のような特徴があります。
フルカラー
絵柄が今風(主観です)
表紙・書名がにぎやか(学研はシンプルめ)
ただ、保険 や がん もテーマになっているので、
このあたりはシリアス寄りになるのかも。
今回の本
さて、そんなまんが社会見学シリーズレビューの
一発目として「かちわり氷」を読んでみました。
直近で学研まんがの 氷のひみつ を読んだので、
似たテーマなら理解が深めやすいと思って選びました。
興味があるテーマ・学研まんがと比較しやすいテーマのものを
ピンポイントで何冊か読んでみようと思います。
ちなみに、絵師は学研まんがでもおなじみの工藤ケン氏。
氏の描いた学研まんがでは、
食物アレルギーや のど がオススメです。
かちわり氷 の他に、お香・セロハンテープ も担当しており、
まんが社会見学シリーズでも主要絵師のようです。
テーマ
特化してます。
タイトルには商品名を載せないキマリがあるのか、
一般名称のかちわり氷となってますが、
商品名としては「ロックアイス」ですね。
実用性
食用としてだけでなく、
熱中症予防やスポーツ後のアイシングの
効果についての説明もあります。
ストーリー
試合でケガをして以降、
自信をなくしていたバスケ少女と、
スイーツSNS男子が主人公。
バスケの試合会場で解説をしていた
「氷のお姉さん」とコンビニで再会し、
氷について説明してもらいます。
その後は、夏休みの自由研究のために
会社に行って説明を受け、
静岡県三島の新工場の見学に。
自信をなくした女の子主人公が
バスケにどう向き合っていくのか、
社員たちのこだわりと情熱に触れたことによる
心境の変化が描かれています。
ファンタジー
リアルです。
一行知識
氷の販売店で食品も販売しはじめたことが、
コンビニの起源になった。(セブンイレブン)
補足
小久保製氷冷蔵と、
「氷のひみつ」の株式会社エフケイは、
同族が経営する兄弟会社のようです。
「氷のひみつ」でもロックアイスの商品名が出てきますが、
商標権は小久保製氷冷蔵にあるらしい。
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いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。