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【無料記事】特許から見たオリンパスがデジカメ等の映像事業売却-何件ぐらいの日本特許が売却されるのか?-

今日は、こちらのニュース「オリンパスがデジカメ等の映像事業を売却」でミニ毎朝特許検索をしたいと思います。

オリンパスのデジカメのCMというと宮崎あおいさんの印象が強く残っています。

事業売却というと、それに伴って特許も譲渡されると予想されます。さて、オリンパスのデジカメ・映像事業関連で譲渡される特許は何件ぐらいあるのか、J-PlatPatでざっくりと検索してみたいと思います。

あくまでもJ-PlatPatを用いた特許検索のアプローチを説明しておりますので、投資目的等に本情報を利用していただいて損害が出ても当方では責任を負えませんので、あらかじめご承知おきください。

残念ながらJ-PlatPatでは特許分類からキーワードをNOT演算することができないので、今回はキーワードのみで検索式を作成しました。

かなりラフなので、甚だ心もとないですが・・・

J-PlatPat論理式入力で作成した式は

[オリンパス/AP]*[カメラ/TI+撮影/TI+撮像/TI+カメラ/AB+撮影/AB+撮像/AB+カメラ/CL+撮影/CL+撮像/CL]-[内視鏡/TX]

画像2

内視鏡をNOTするのがミソです。出願日を2000年以降に限定して、登録日ありで絞り込むにチェックを付けると、

画像2

3,897件がヒットしました。

3,897件は登録特許ですが、権利存続中のものだけではなく、権利消滅済みの案件も含まれています(J-PlatPatでは生死状況での絞り込みは不可)

また、審査請求期間内の公開特許・審査中出願も譲渡対象になりますので、

[2017年出願以降の公開-2017年出願以降の登録]

と計算をすることで、審査請求期間内の公開特許・審査中出願をラフに見積もってみます。

2017年出願以降の公開

画像3

2017年出願以降の登録

画像4

その結果、

[272-37]=235

となりましたので、先ほどの登録特許と合わせると

登録特許+今後権利化可能性のある公開特許=3,897+235=4,132

と計算できました(登録特許で権利消滅しているものも含まれています)。

日本特許についてはこれでラフに見積もることができましたが、当然海外特許も譲渡対象だと思いますが、J-PlatPatではそこまで算出できないので、ここまでということで

以上、本日の毎日特許検索 でした。

備考1:写真についてはオリンパス社ウェブサイトより
備考2:Twitterで2020/6/24に配信

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