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ブルガリアのテレビに出演した話
ブルガリアの大学ではマスコミュニケーションとジャーナリズムを学んでいる。
そんな縁もあり、ブルガリアのテレビ局で働く友人から「テレビ番組に出てほしい」とのオファーを受けた。
「ブルガリアのテレビに出る⁉︎」そんな楽しそうなことがあるだろうか。
すぐに「喜んで!」と返事をした。
今回は、そんな面白い体験を記録したい。
ブルガリア語でのインタビュー
私が出演した番組のテーマは「旅」
旅をする際や外国で生活をする際に困ることをインタビューで答える。
ついでに便利な翻訳アプリを紹介していくという流れだ。
今回、最も強調したいのは、ブルガリア語でインタビューを受けたことだ(自慢)
ブルガリアの番組なのだから当然と言えば当然なのだが、いざブルガリア語で答えるとなると珍しく緊張した。
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撮影場所に行くと、想像以上にしっかりしたセットがあり驚く。
テレビ局のおっちゃんは「このアジア人、ちゃんとやれんのか〜?」と言いたげだ。
「見せてやる!」と覚悟を決める。
まずは、日本人(筆者)がブルガリア人のグループに道を尋ねるシーンの撮影。
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ノリノリだった私は全力で演技をしたのだが、これがなかなかウケた。
強面のカメラマンさんからは「完璧な女優‼︎」とお褒めの言葉をいただいた。
ブルガリアで女優デビューする日もそう遠くないかもしれない。
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続いて、インタビュー。
「外国で生活をするうえで言語の壁は問題になるか」という質問にブルガリア語で回答した。
翻訳アプリを紹介するコーナーで「いいえ」と答えるほど空気が読めない奴ではないし、多多くの人にとっては「壁になるだろう」と考えたので、「はい」と答える。
個人的には、どちらかと言うと「言語は壁にならない」側の意見を持っている。
英語だけではなく、現地語を話すことが出来たならば、現地での出逢いや経験は更に素敵なものになるとは間違いないだろう。
しかし、だからといって「言葉が話せない」ことが海外へ行くことに対する壁になるとは思わない。
必ずしも現地の人とコミュニケーションをとることが海外生活の正解では無いし、大事なのは、「知ろう」「自分なりに楽しもう」とする姿勢ではないだろうか。
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話が逸れてしまったが、少しだけ悔しいことがあった。
「外国で言語が堪能ではない人へのインタビュー」という前提だからだろうか。
実際に放送されたインタビューは、2パターン撮影したうちで個人的に納得いった仕上がりではない方のインタビューが使われていたのだ。
ほんの数ヶ月だとしても、当時の自分が話すブルガリア語を見ると気になる点があれこれある。
ブルガリアの人からしてみれば、私が今話しているブルガリア語とインタビュー当時話していたブルガリア語で大差はないのかもしれないが…。
たった数ヶ月の間で、沢山の本物のブルガリア語を聞くことが出来ていたんだ、と前向きに捉えることにする。
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テレビが無い寮に住む私に、家で放送を観てくれた沢山の友人が写真を送ってくれたり感想をくれた。
ブルガリアでテレビに出演する機会を頂けるなんて本当に人生は何があるかわからないなあと思う。
うん、一生のネタにしよう。
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