東欧留学中あみ

東京外国語大学4年生 2021年9月からブルガリアに留学 日本人にあまり馴染みのない国…

東欧留学中あみ

東京外国語大学4年生 2021年9月からブルガリアに留学 日本人にあまり馴染みのない国かもしれないブルガリアという国を、そこで感じたことを少しでもご紹介したいと思い書いています。主観を交えた趣味の旅や言語に関する私感も書いています。 Mr.Childrenとスピッツが好きです。

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ブルガリア猫歩き〜プロブディフ〜

野良猫が人懐っこいということは、その街が良い街だ、ということを示すと思っている。 ブルガリアにいようが日本にいようが、人は皆んな、猫を見ると自然に笑顔になるものだから、留学に来てから「猫の愛しさは万国共通なんだ。猫になりたい…」なんて思ったりもした。 ブルガリアの第二の首都、「プロブディフ(plovdiv)」では沢山の猫に出会うことができる。 プロブディフにはローマ時代に建てられた「ローマ劇場」があったり、丘の上の旧市街には、趣のあるレトロな建物が沢山並んでいる。 さ

    • トルコでバクラヴァを破格で手に入れたけど悲しくて大号泣した話

      「この自分は、自分自身の理想の姿か、否か」 私は、自分がどう行動するべきか迷ったとき、自身にこう問いかけてみるようにしている。 そう生きていくことで、少しずつ自分のなりたい姿に近づくと信じているからだ。 そして、この考えはトルコで経験したある出来事をきっかけにより一層強くなった。 今回は、「どうするべきだったのか」今だに考えてしまう、ほろ苦いトルコでの経験を共有していきたいと思う。 トルコの街、「エディルネ」へ旅行へ 私は、トルコの有名スイーツ「バクラヴァ」が大好

      • 2022年、ギリシャ旅〜天空の修道院"メテオラ"

        さて、テッサロニキからメテオラのある街「カランバカ」へ着いた頃には太陽は沈みかけていた。   メテオラとはメテオラとは、約600mまでにそそり立つ岩山の上に建つ修道院が広がるギリシャの世界遺産の一つ。 ホテルへチェックインした時には既に19時。 しかし、ヨーロッパの夏の昼は長く、19時を迎えてもまだまだ明るい。 天空を照らす夕焼けを見る この調子だと、夕焼けまでまだ余裕がありそうだと思っていたら、ホテルのフロントの女性に「急がないと日が沈むわよ!」と言われ急いで夕焼け

        • 2022年、ギリシャ旅〜テッサロニキ

          6月になると、ブルガリアは梅雨も明け、季節は完全に夏と言っていいほどの暑い日が続いていた。 そんな、「あと2週間ほどでブルガリア留学が終わる」という2022年6月半ば、ブルガリアの友人と共に、3日間に渡るギリシャ旅へと出た。 少し時間が経ったものの、まだ私の胸を焦がし続けている思い出に、もう一度浸るつもりでギリシャ旅を綴っていきたい。 車での国境越え今回の旅で長時間運転してくれたのはブルガリア人の友人「コタ」(Kota) 喋りが上手で友達想いの熱い男であるコタは、朝か

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        ブルガリア猫歩き〜プロブディフ〜

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        • 旅まとめ
          6本
        • ブルガリア紹介
          27本

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          超私的、簡単ブルガリア語講座-挨拶編-

          今回は、ブルガリアに1年間住んだ学生として、早速使えるブルガリア語を超個人的な感覚をもとにご紹介したい。 Здравейте〜(こんにちは) 東ヨーロッパに位置するブルガリア。 公用語のブルガリア語は、あまり日本人に馴染みがないかもしれない。 ということで今回は、「ブルガリアに行ってみようかな」と考えているセンスの良い皆様に、実際に現地で使える簡単なブルガリア語の表現をいくつかご紹介しようと思う。 基礎情報 ブルガリア語で用いられる文字は、「キリル文字」 (ブルガ

          超私的、簡単ブルガリア語講座-挨拶編-

          イスタンブールに住む友人の言葉で気付かされたこと

          自分にとっての何気ない場所は誰かにとっての大切な場所で、自分にとっての何気に人は誰かにとってのかけがえのない人。 つい先日、トルコのイスタンブールで起きた爆破事件で私はこのことを強く実感した。 久しぶりの投稿となる今回は、先日のイスタンブールの爆破事件を受けて考えたことを感覚が鮮明なうちに書き起こしたいと思う。 多数の負傷者を出し、白昼で起きたこの事件は世界に衝撃を与えており、当然私の目にもニュースはすぐに飛び込んできた。 私にはブルガリア留学中に出逢ったトルコ人の友

          イスタンブールに住む友人の言葉で気付かされたこと

          取り急ぎのご報告

          ブルガリアでの生活が、遂に終了した。 初めてブルガリアの地に降りた時は、ブルガリアに知り合いなど「一人も」いなかった。 言語の知識も、人も、文字通りゼロの状態で飛び込んだブルガリア。 そんな私が、泣きすぎて不細工になった顔を友達に笑われるくらい、帰国を惜しんだということは、ブルガリアで本当に素敵な出逢いを経験したということだろう。

          取り急ぎのご報告

          ブルガリアで、そばかすを好きになれた

          ブルガリアに来てから、私のそばかすはダイヤモンドになった。 私の顔の真ん中に何個も散りばめられているそばかす。 幼い頃は、キャンディキャンディのオープニングで「そばかすなんて 気にしないわ♪」を聴くたびにこう考えていた。 「気にしないことを敢えて主張するくらい、普通は気にするもんなんだ…」 そばかすはダイヤモンド私に取って「顔のいらん部分」だったそばかす。 しかし、私のそんなそばかすをブルガリアの友人はこう表現した。 「It makes you more beau

          ブルガリアで、そばかすを好きになれた

          ブルガリア紀行-バラ祭り-2022年

          “バラの国”の異名を持つブルガリアでは、毎年6月になると『バラ祭り』が開催される。 (コロナウイルスの流行で2020年は開催が中止された) このバラ祭りは、1903年からバラの収穫を祝うために始まったお祭りで、世界中から観光客が訪れる。 幼い頃、日本のテレビ番組で紹介されているのを観てからずっと夢見ていたバラ祭りに今年、遂に参加することができた。 本記事では、そんなブルガリアで最大のお祭りともいえる「ブルガリアバラ祭り」を私の体験と共にご紹介したい。 ブルガリア、バラ

          ブルガリア紀行-バラ祭り-2022年

          Mr.Childrenの歌詞を“ブルガリア語”翻訳してみた。

          Mr.Childrenと人生を歩んできた母の影響で、生まれる前からミスチルを聴いており、気がつけばミスチルの大ファンになっていた私。 幼稚園の送り迎えの車の中では、当時発売したばかりのアルバム「I♡U」が流れていた。 私が幼い頃はライブに行くことはなかった母だったが、小学校6年生(当時12歳)の時に初めて、母と一緒に「TOUR POPSAURUS 2012」へ行った。 初めてのミスチルのライブが、5月9日の京セラドームで行われたポップザウルスツアー公演だなんて、今思うと

          Mr.Childrenの歌詞を“ブルガリア語”翻訳してみた。

          ブルガリアのテレビに出演した話

          ブルガリアの大学ではマスコミュニケーションとジャーナリズムを学んでいる。 そんな縁もあり、ブルガリアのテレビ局で働く友人から「テレビ番組に出てほしい」とのオファーを受けた。 「ブルガリアのテレビに出る⁉︎」そんな楽しそうなことがあるだろうか。 すぐに「喜んで!」と返事をした。 今回は、そんな面白い体験を記録したい。 ブルガリア語でのインタビュー私が出演した番組のテーマは「旅」 旅をする際や外国で生活をする際に困ることをインタビューで答える。 ついでに便利な翻訳アプ

          ブルガリアのテレビに出演した話

          ブルガリアで出逢う“JAPAN”

          ブルガリアに住んでいて、日本との繋がりを感じる瞬間というのは想像以上に多い。 「Япония」(日本)の、文化、食、言葉、社会を、ブルガリアの人々が興味を持って楽しんでくれている姿を目にする度に、日本人として強い幸せを感じる。 今回は、ブルガリアの首都ソフィアで目にした、ブルガリアと日本の交流の様々な形をご紹介したい。 ブルガリアでのお花見イベントまず最初にご紹介したいのは、ブルガリアの首都ソフィアの中心にある公園で、4月に開催された”お花見イベント”だ。 なんと、こ

          ブルガリアで出逢う“JAPAN”

          21歳女一人旅、トルコ-イスタンブール編vol,2

          念願のイスタンブール旅行、2日目はハギアソフィアなどがある旧市街を回ることに。 スルタンアフメット・ジャーミイ(ブルーモスク)早めに朝の支度を済ませ、トラムで旧市街へ。 ヒジャブを購入し、店員さんに巻いてもらい、準備万端! お待ちかねのブルーモスクへと向かう。 かなりの大きさを誇るブルーモスクはやはり迫力がある。 2036年の夏季オリンピック開催地に立候補をしているイスタンブール。 イスラム教徒が多数派の国家としては、初の五輪開催国になることが出来たならば、改修され

          21歳女一人旅、トルコ-イスタンブール編vol,2

          21歳女一人旅、トルコ-イスタンブール編 vol,1

          ブルガリアには、たくさんのトルコ人が住んでいる。 そんなブルガリアで、大勢のトルコ人に出会い、彼らの話を聞く度に、「トルコ」への熱意は、どんどん強まっていった。 どれほどトルコに惹きつけられていたかというと、こんなに好きなはずなのに「実際に行ってみて、悪い意味で想像を裏切られたらどうしよう…」と考え、行くのをためらっていたくらいだ。 しかし、ブルガリアのソフィアから飛行機で1時間少しの距離にあるトルコ。 「ブルガリアに住んでいるいま、この時に行かないでいつ行くんだ?」

          21歳女一人旅、トルコ-イスタンブール編 vol,1

          変わるものを考え、変わらないものを考えた

          ブルガリアに来てから、”今“という瞬間の尊さに気づいた。 同時に、時間というのは自分を含めるすべてのものを変えていくんだ、ということを悟り、恐怖に似た何かを覚えた。 留学期間が残り僅かになり、一日一日の重みを実感していること。 反対に、留学を始めた頃の自分を振り返り、たった数ヶ月の間に自分がかなり変わっていることに気が付いたこと。 「時」の有限性を感じる理由はたくさんあるが、一番の理由は「色んな人との別れ」を経験したことだと思っている。 また会う日まで ブルガリア

          変わるものを考え、変わらないものを考えた

          21歳女一人旅、スペイン-バルセロナ編

          スペインでは、太陽、そして“人々の明るさ”を存分に浴びた。 今回は、最高の出逢いに恵まれたバルセロナへのひとり旅を振り返りたい。 出会う人、皆んなが明るい 空港から市内まで行きチェックイン前に荷物を預かってもらうため、まずはホステルへ。 ノリノリで音楽を聴いている受付のお兄さんに「Hola‼︎(オラ‼︎)」と挨拶すると「Hola~!」と元気に返してくれる。 手続きを済ませる間も陽気なテンションで、「日本から来たんだね!Amiっていう名前は日本では人気なの?とっても素

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